テントでツール・ド・モンブラン2009 day3-2/レ シャピユー
クロワ デュ ボノム峠 (Col de la Croix du Bonhomme) からは、ちょっと寄り道して、テット ノール デ フール (Tête Nord des Fours) を踏むことにした。フールの北峰とでも訳すのか? tête は頭、nord は北って意味なので。

フールの北峰。南峰もあるらしい。

あ、前エントリで紹介した、「遠くへ」 の hiko さんはこのヴァリエーションルートを通ってモッテ小屋に行ったみたいです。よかったらhikoさんの記録も読んでみてください:

クロワ デュ ボノム峠のすぐ下にはクロワ デュ ボノム小屋がある。その小屋の前を通って、レ シャピユーに向かってずんずん下りて行く。このときから、足の指に豆ができてそうな感触がしてどうにも痛かった。

途中、遠足の小学生の集団が。こんなところに遠足に来るなんて、いい学校だなあ。

でも、こんな奇妙なかぶり物をしていたので、笑われたよ…
小学生の集団を抜かしてしばらく歩いて行くと、ようやくレ シャピユーの村が見えてきた。見たところ、民家がポツンポツンとしかないが、キャンピングカーが数台止まっているのが見えた。とりあえず泊まるところを確認できたので一安心。

レ シャピユーの村。キャンピングカーが何台か止まっているのが見えた。
村に下りていくと、ゆき様の記録にあったオベルジュ Nova が下山口 (登山口) の目の前にあった。

ゆき様の記録どおり、ほんとに吸い寄せられるような宿だった。

宿の誘惑に勝って、キャンプ場に落ち着く。
前日と同じように、夕方になると土砂降りの雨。やはり前日と同じように1時間ほどでやんだ。雨の間はテントの中で足にできた豆の手当てやら、明日の計画の確認やらで忙しかった。雨がやんでからは、村に一軒しかない店へ食料調達に行く。

こちらが一軒しかない店。
この店、メインはヤギのチーズ屋さんらしい。なるほど、ヤギが多いよ、ここらへん… だって、キャンプ場をヤギの集団がつっきって行くもん。どおりで糞がたくさんあると思った。

テン場をつっきっていくヤギたち。
さて、この店でパンを買おうとすると、すごい高いパンが1本しかない。数時間後にもっと安いパンが来るとマダムが言うので、そのときは何も買わずにテントに帰った。数時間経ってから行くと、売れ残ってた高いパンもなくなっていて、安いパンも来てない。店番は中学生ぐらいのぼうやに代わっていて、「パンが来るって聞いたんだけど~」 って言うと、店の奥に引っ込んで何か聞いてきた後、都合によりパンが来なくなったって^^;
ほかにビスケットとか売ってたんだけど、高そうなのでテントに戻り、持っている食料をチェック。ロクなものが残っていなかったが、なぜかそのとき、これくらいの少ない食料でクールマイユールまで歩けないか? と思ったのだった。なワケで、この日は粗食。ビスケット少々を食べて就寝。
「テントでツール・ド・モンブラン2009 day4-1」 へ続く。
3日目のその1と同様、blog に載せきれなかった画像を web アルバムにアップしてみた。各画像にコメントがあるので少しは楽しめるのではないかと。よかったらどうぞ:
![]() |
20090629tmb3日目その2 |
↑画像をクリックすると web アルバムへ。
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COMMENT
こういうところで、昼寝したいな。ヤギにひかれないようにね^^;
>この日は粗食。ビスケット少々を食べて就寝。
ありえない!ありえないよ輝子さん。明日はダイジョブか?

日本人は、このハイジの景色を見たくてスイスに行く人が多いそうです。
ここはヤギじゃなくて牛がたくさんいました。
牛の方が重くてこわそう^^;
基礎代謝量が少ないから意外に平気です。
いっつもは食べ過ぎなだけみたい。

山行ってくださいな。
それが正直な気持ちなんだから。
言葉が嫌なら、自分ではその言葉使わなければ。
「散歩」とか。「気晴らし」とかでもいいと思いますよ。
写真で心が癒されるならどんどんアップしますよ。
tmbの後もオートルートが控えてるし。
…いつかは挑戦してみたいです。
自分的にはとにもかくにも、日本の風景をディスカバーして
"この国に生まれて良かった"と思える光景に1つでも多く出逢えることを目標にしています。
まずは故郷の山。その次は日本名山でしょうか???

そうですね、やっぱり先に日本の山をいろいろ見て回るのがいいですよね。
それから海外行くと、日本と違う~みたいな感動を味わえると思います。
まあ、機会があったらぜひ行ってみてください。
てる (08/25)
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