2泊3日で槍ヶ岳 2日目(2) (日帰り約1名)
肩の小屋に到着して、小屋の前のベンチに腰掛けて休憩。
山頂はやっぱり3人で一緒に踏みたいので、ふうろさんを待つことに。
肩の小屋前のベンチからは槍をめざして登ってくる人達を見下ろすことができる。
「速い人が絶対ふうろさんだよ!」とあたりをつけて、
槍沢から登ってくる米粒ほどの人を応援する。
ふうろさんと思われる人が遅いと、
「ゴルァ、たるんでるぞ、もっと速く歩け!」とか、
「止まるんじゃねえ、小屋はもうすぐそこだぞ!」とか、罵声を浴びせていた。
(なんかここらへんの記述、hiroさんの記録と若干違う気が…)
しかし、ふうろさんは我々が罵声を浴びせていたいずれの人でもなく、
なんと東鎌尾根から登ってきたのだった。
槍沢から登ってくると思い込んでいたので、東鎌はノーチェックだった。
やられた…
ってか、槍沢の、我々(自分だけ?)が罵声を浴びせてた人達、ごめん。
何はともあれ、ふうろさんと合流でき、3人で山頂を踏めることになったのはグー


さっそく3人で槍へアタック開始。

要所要所に足場・鎖・はしごがあるので安心。

頂上直下のはしご。

最後の登り、hiroさんにトップを譲るふうろさん。
無事3人そろって槍のてっぺんに到着。
初槍のhiroさん、1day槍のふうろさん。
そして北鎌を山頂から再び見下ろしたかった自分。
それぞれ目的が違う3人で一緒に山頂を踏むことができた。
ガスで見え隠れしていた穂先も、このときばかりは頭を出してくれた。
周りのガスがすべて晴れたというわけではなかったけど。
hiroさんははじめて槍に登ったので何枚も山頂のほこらで記念撮影。
自分はまた見たいと思っていた北鎌を山頂から見下ろし、何枚か写真を撮った。

山頂から見た北鎌。なぜかこれしかまともな写真がない^^;
山頂を踏んだ後、また殺生ヒュッテに寄り、3人揃ってヨシさんにご挨拶。
それから下山開始。

槍沢ロッヂまでは3人で下りて行くが、
その先はふうろさんは自分のしつこ過ぎる絶え間ない口説きをふりきって、
1人上高地に急いで行った。
無念… 夜、3人で登頂の喜びを分かち合いながら飲みたかったのに。
横尾でテントを回収して、暗い樹林帯を通って徳沢へ。
徳沢に着く頃にはすっかり暗くなってしまった。
売店がまだ開いていたので、生ビールとチューハイで乾杯。
それから徳沢のオリジナルワインを買って、テントで飲み直した。

左:徳沢園でチューハイとビールで乾杯。右:徳沢園のワイン。超お高い。
ふうろさんからの差し入れのオイルサーディンその他もおいしくいただいた。
「2泊3日で槍ヶ岳 3日目 (日帰り約1名)」 に続く。
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COMMENT
着々とアップしてますなあ。
私も書きやすいところからアップしていこっと。
あんときは深く考えずにチャレンジあるのみでやったけど、今考えるとさ、けっこう自分を褒めてあげたいわけよ。
私よりも早い時間に横尾を空身で出発した人を追いかけて、朝出発して松本から上高地に入り追いついたって事実に。
待ってもらったにせよ思いの外誤差が少なかったことが嬉しかったよ。
でも一番嬉しかったのは思いや目的の違う3人が同じ槍の頂に立てたこと。
仲間がいなかったらこんなことやらなかったもんね。
本当に感謝してるよ。お二人さんには。
紅葉も素晴らしかったし本当に楽しいたびでした。
心残りは一緒に宴会できなかったこと。後ろ髪を引かれる思いを無理やり断ち切って駆け下りたあの気持ちはずっと忘れることないと思うよ。

blogの神様を召喚したので、また連日アップしますよ。
うん、ふうろさんはえらかった。
えら過ぎた。
私のあのしつこいまでの誘いをものともせずに去って行くなんて…
えらいよ、えらい。
きっとどんなことがあっても勧誘サギにはひっかからないよね。
てる (08/25)
mima (08/24)
てる (12/24)
KMD (12/24)
てる (11/25)