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 槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 4日目(1) 南岳小屋~北穂高小屋 

2009年09月13日 ()
ふふ。
間を長くあけることもなく、続きをアップ。
やればできるじゃん、オレ。

でも、今回の記録は下の部分だけ。


えっ、これだけ…?(自分でつっこみ)

あはは、少なかった?
画像選んでたら増えちゃったので、2つに分けちゃったんだよね。
見せ場はもうないからもう1日1エントリですむかと思ったのに。

今後もそんな見通しなので、下山するまでこのエントリのぞいてあと3回ほどおつきあいくださいな。あ、前回のエントリはこちら:
槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 3日目 南岳小屋停滞

では、本編、START。


朝起きても風雨はまだ強かった。

えっ、天気予報だと今日は午前中に雨は上がるはずなのに。まさかこのまま悪天が続くのか?! もう小屋に泊る金ないよ。こうなったらババ平のテン場まで下りるか。あそこだったら東側だから、西からの強風をよけられるし、ちょっとだけ樹林帯なので雨も場所を選べば少しはよけられるかも? 水はじゃんじゃん出てるからタダだし。少なくとも吹きっさらしで高度も高く、水も金を出さなきゃ手に入らない穂高岳山荘よりは全然マシだろう。

なんて考えながら、朝食を食べに階下に降りる。食べながら、同じテーブルの人達で今日の行動を話し合う。単独の男性(彼はこの後も登場するので、ここからGさんと呼びます)は、今日は穂高岳山荘まで行きたいらしい。自分と同じだ。上品なご夫婦は、肩の小屋まで行きたいらしいが、こう天気が悪くては南岳小屋3泊目もありだそうだ。


朝食。夕食同様おかずが物足りない(笑
小屋代のモトをめいいっぱいとるため、再びご飯も味噌汁もおかわりしました。

朝食を済ませ、いつでも出発できるように荷造りをしてから、食堂で天気の回復待ち。宿泊客は皆同じように天気待ちで食堂に集まっていた。

単独男性Gさんは8:00頃出かけて行った。なんというチャレンジャー。まだ風も雨も強いというのに。どうやら前穂に登りたいそうだ。前穂に登りたいならこの時間に出ていかないときついだろうな。

たしかにこれくらいの風雨だったら出かけられないこともない。でも、雨に濡れるのがいやだし、やせ尾根を歩いているとき突風でも吹いて飛ばされたらやだし。とくに今回は軽量化していてだいぶ食糧も減ってザックが軽くなっているから、たぶん体重と合わせても合計で50kg以下だろう。絶対飛ばされそう。やっぱり風がもうちょっとおさまるのを待とう。

なんて考えていると、南岳の山頂に写真を撮りに行った小屋のご主人が戻ってきて 「雪が積もっていた」 と言う。皆で 「うそー」 と盛り上がる。自分ももちろん冗談だろうと思ったのだが、じつはこれは真実だったのだ。あとでわかることなのだが…

天気の回復を待っている間は何もやることがないので、また例のご夫婦と山の話で盛り上がった。最近山を始めたばかりっておっしゃっていたかな。山小屋泊で、ゆったりまったりと山を楽しんでいるそうだ。そんな山の楽しみ方もいいな。

そんな中、槍方面からポツポツと人がやってきた。やっぱり雨風は強いみたいだ。皆すっかり濡れている。あー、もうほんと今日も停滞かも。あ、でもここで停滞すると金がかかるから、ババ平まで降りなきゃなんないんだった。

槍からやってきた人達も交えて、食堂は話の輪がどんどん広がって行った。悪天のときは皆が一致団結するもんだなー(笑) それぞれどこから入ってどこに抜けるってかんじで話してたのだが、自分が北鎌から入って、大キレットを越えて奥穂~西穂を通り、最終的には焼岳まで行きたいと言うと、「すげー」 「がんばれー」 などの激励の声が飛んだ。

10時を過ぎると、雨と風が少し弱まったような気がした。何度か外に出て、雨風の様子を確認する。これくらいだったら、大丈夫か… と思ったところで出発を決意。小屋に戻って腹ごしらえをすることにした。

小屋で安くて一番カロリーが高い暖かい食べ物… それが下の画像のどん兵衛てんぷらそばだった。下界なら絶対てんぷらそばなんて選ばないんだけど、ここは高カロリーを優先させるしかない。ほんとは大好きなカップヌードルとかも置いてあったんだけど。


高カロリーのどん兵衛てんぷらそばとキャラメルコーン。

そして行動食も補充。小屋の人にカロリーを見てもらって、キャラメルコーンを選んだ。けっこう好きなお菓子だけど、カロリーが高いから下界じゃ絶対避けている。食べられて、ある意味ラッキー?

そんな貧乏な自分を見てか、槍から来た男性が行動食を恵んでくれた。たぶん「小屋に連泊する金がないから、悪天が続きそうだったら、ババ平まで下りる」と言ってたのが聞こえたのだろう。「どんだけ貧乏?」と言って、バナナチップとカロリーメイトを恵んでくれた。ありがたいことです。涙が出るほどうれしかったです・゚・(ノД`;)・゚・


槍から来た男性からの差し入れ。ありがとうございました。

てんぷらそばを食べてエネルギー補給し体を暖め、出発準備。雨と風対策に雨具を上下着込む。寒いので、その下にはダウンジャケット。小屋の人達にお礼を言い、仲間になった人達にあいさつをしていく。再び 「絶対焼岳まで縦走しろよー」 と激励される。ほんとこの南岳小屋に集まった人達は皆いい人ばかりだった。小屋泊まりが嫌いな自分でも、また泊りたいと思うような小屋だった。

例のご夫婦は、山小屋の出口まで送りにきてくれた。奥さんの方とは、ハイタッチをして別れた。こんなノリ好きだなー。筆不精だから連絡先とか聞かなかったけど、いつかどこかの山で再会できないかな。きっと会えるよね、お互い山を続けてたら。

外に出ると、雨はほとんど上がっていたが、風がまだ強い。ガスっていたが、先が見えないというほどではない。それに一般登山道だから道行く先に印があるので、ルートファインディングをしなくてもいいのだ。先が安全だってわかってるってなんてストレスがたまらないんだろう。一般道って天国…


ガスってたと言ってもせいぜいこれくらい。


印はくっきりはっきり見えるし。


もう手とり足とり。一般登山道ってステキ。
何も考えず、ぼーっとして歩いててもいいんだもの。

やせ尾根で突風に気をつければとくに危ないということもなく、大キレットを通過し、北穂の登りにさしかかる。ここは岩が安定していないので、人が大勢いたらこわいだろうな。とくに慣れてない人がいたら落石されそう。幸い今日は天気が悪いので誰もいない。よかった。

と思ったら、途中で単独男性とすれ違った。こんな悪天に歩くなんて物好きだな。あんまり慣れてなさそうだったけど、大丈夫だったのか。その後、単独男性を追い抜く。槍~穂高間ははじめてだそうだ。こんなに悪いとは思わなかった、とちょっと興奮気味にしゃべっていた。はじめてなのに、よくこんな悪天に突っ込むなあ。岩とかめちゃくちゃ滑るのに。

そんで北穂小屋に到着。岩の状態が悪かったので、けっこう時間がかかるかと思っていたけど、意外に早く着いた。


北穂小屋。

小屋の前にはこんな張り紙があった↓



そうそう、奥穂のちょっと先にヘリが墜落したんだった。南岳小屋で聞いたよ、そういえば。11日と言ったら、自分が北鎌を歩いている頃だ。さらにこの事故とは別に、その近辺で死亡事故が2件ほどあったらしい。こんな悪天だからヘリも飛ばずに遺体回収が遅れているんじゃないだろうか。

北穂小屋では休憩をとらず、北峰の山頂で記念撮影だけし、そのまま歩き続けて行った。時間もまだまだ余裕だし、雨も上がっていたので、未踏の南峰にも足を延ばす。で、でも… 結局どこが山頂かわからず。とりあえず一番高いところを踏んで、涸沢岳方面に向かった。

あ、南峰は一般登山者は行かない方がいいっすよ。危ないから。印もないし、ちゃんとした道もついてないし。登るだけならいいけど、降りるときが大変でしょう。下がすぐ登山道なので、落石して人様にケガさせたらヤバイどころじゃないし。


槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 4日目(2) 北穂高小屋~穂高岳山荘」 へ続く。


関連エントリ
槍ヶ岳 北鎌尾根 ~ 焼岳縦走 下山直後のエントリ
槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 序章
槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 1日目(1) 上高地~水俣乗越
槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 1日目(2) 水俣乗越~P9手前
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槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 2日目(2) 独標~穂先
槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 2日目(3) 穂先~南岳小屋
槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 3日目 南岳小屋停滞
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槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 4日目(2) 北穂高小屋~穂高岳山荘
槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 5日目(1) 穂高岳山荘~西穂山荘
槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 5日目(2) 西穂山荘~焼岳~上高地
槍ヶ岳 北鎌尾根~焼岳縦走 最終章

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COMMENT

by hiro
おもしろかったです!
バナナチップを恵んでもらったりと(目に浮かぶよ^^;)。。。。人とのふれあいがステキですね。。。
山は景色や登ること以外にもいろいろあるんですね~と感じたレポでした。
この調子でじゃんじゃん、レポ、いってください^^

by てる
v-5hiroさん

どうもありがとうございます。
この山行は、ほんと人とのふれあいが多い山行でした。
皆さんの優しさがほんと目に、じゃなくて身にしみて。
小屋ではいつも嫌な思いをしてたのですが、
今度ばかりは小屋泊もいいなって思いました。

by 食う寝るさんだ~す
食料貰ったって・・・
どんだけアピールしても男性は貰えないだろうな(笑)

南岳小屋って、山を始めた頃に行きたいって思ってた小屋なのだけど、今はオイラの実力じゃ行けない小屋だって解りました^_^;

by てる
v-5食う寝るさん

若いともらえますよ。
学生にあまった食糧あげたって話よく聞きますから。

南岳小屋は普通に歩いてて行けるところですよ。
新穂から登っても上高地から登っても普通の道だし。
南岳小屋の南から大キレットが始まるから、そこを通過しなければいいのでは?

by きぬ
うんうん、人の優しさが心に染みてきましたよ。
今はいつも山で皆さんに快く助けてもらってばかりの
私です。いつか、私も人にそのようにできるようになれたらいいなと思います。

そうそう、北穂小屋の懐かしい写真にあえてうれしかったですよ。

by てる
v-5きぬさん

そうですね、give & take。
あ、なんか違う?

そうか、今年はきぬさんは北アデビュー?で北穂に行ったんでしたっけ。
北穂小屋のコーヒーはおいしいですよね。

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おもしろかったです!
バナナチップを恵んでもらったりと(目に浮かぶよ^^;)。。。。人とのふれあいがステキですね。。。
山は景色や登ること以外にもいろいろあるんですね~と感じたレポでした。
この調子でじゃんじゃん、レポ、いってください^^
[ 2009.12.16(Wed) 12:46] URL | hiro #SFo5/nok | EDIT | ↑ 

v-5hiroさん

どうもありがとうございます。
この山行は、ほんと人とのふれあいが多い山行でした。
皆さんの優しさがほんと目に、じゃなくて身にしみて。
小屋ではいつも嫌な思いをしてたのですが、
今度ばかりは小屋泊もいいなって思いました。
[ 2009.12.16(Wed) 14:40] URL | てる #juZz/cEU | EDIT | ↑ 

食料貰ったって・・・
どんだけアピールしても男性は貰えないだろうな(笑)

南岳小屋って、山を始めた頃に行きたいって思ってた小屋なのだけど、今はオイラの実力じゃ行けない小屋だって解りました^_^;
[ 2009.12.16(Wed) 22:02] URL | 食う寝るさんだ~す #EBUSheBA | EDIT | ↑ 

v-5食う寝るさん

若いともらえますよ。
学生にあまった食糧あげたって話よく聞きますから。

南岳小屋は普通に歩いてて行けるところですよ。
新穂から登っても上高地から登っても普通の道だし。
南岳小屋の南から大キレットが始まるから、そこを通過しなければいいのでは?
[ 2009.12.16(Wed) 23:11] URL | てる #juZz/cEU | EDIT | ↑ 

うんうん、人の優しさが心に染みてきましたよ。
今はいつも山で皆さんに快く助けてもらってばかりの
私です。いつか、私も人にそのようにできるようになれたらいいなと思います。

そうそう、北穂小屋の懐かしい写真にあえてうれしかったですよ。
[ 2009.12.17(Thu) 08:23] URL | きぬ #8OglAeDc | EDIT | ↑ 

v-5きぬさん

そうですね、give & take。
あ、なんか違う?

そうか、今年はきぬさんは北アデビュー?で北穂に行ったんでしたっけ。
北穂小屋のコーヒーはおいしいですよね。
[ 2009.12.17(Thu) 09:59] URL | てる #juZz/cEU | EDIT | ↑ 

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