入山前日の夜、hiroさんの愛車で神奈川を出発し、新穂高温泉へ向かった。途中、高速SA諏訪湖で夕飯。山に入る前だから生ものは避けようという考えは2人にはまったくなく、生肉のさくら丼を食べた。それから新穂高温泉近くの道の駅へ移動。前夜祭として軽く乾杯後、仮眠。

左: 諏訪湖SAのさくら丼。1000円。味噌汁が煮詰まっててしょっぱかった^^;
右: 道の駅で安全登山を願って(?)乾杯。
翌朝はコンビニで買ったヨーグルトや、hiroさんが用意してくれたロールパンとレーズンパンで朝食をすませてから、装備分け。

こちらが今回の共同装備。
共同装備の内訳は、テント本体、フライ、ポール、グランドシート代わりのレジャーシート、テントの中に敷く銀シート、4泊5日分の夕食・朝食、お茶セット、コッヘル、ガスヘッド、ガス缶2個、敷板、ぐらいかな?手分量で適当に分け、それぞれパッキング。ザックはたぶん各自15kg弱。体重の3分の1は越えてしまってるけど、15kgぐらいだとけっこうラクに歩けるのでラッキー。食事を豪華にしたので、18kgは越えるかと思ってたのに。(自分はダメダメ山ヤなので18kgを越えただけでけっこうふらつく)
道の駅を出発し、新穂高温泉の無料駐車場に車を止め、登山指導センターで登山届を出し、軽くストレッチをして 「日本最後の秘境をめぐる山旅」 へと旅立つ。

登山指導センター。入山届と下山届を出すところがある。
平坦な道を1時間20分ほど歩くとわさび平到着。
わさび平小屋。

ものすごくうまそうなものが売ってる。ラムネ・スイカ・バナナ・トマトにすごく魅かれた。
ここでトイレをお借りする(1回100円、ペーパーあり)。テン場もある。のぞいてないが、樹林帯の中なので、風もよけられ、涼しく過ごせそう。でも虫がいるかな。水場は目の前を流れている小川から(笑)
わさび平を出ると、しばらく登り。
イタドリヶ原、シシウドガ原などを通過。

途中にあったクマの踊り場。ここでクマが踊るらしい。クマのお立ち台?

鏡平。あいにく曇っていて、槍穂は見えなかった。
鏡平山荘前の椅子とテーブルで休憩させてもらう。ここでもトイレをお借りする。100円、ペーパーありだったかな。水は1L100円。テン場はない。

行動食のうめQ。
うめQとは、きゅうりにSHOP99で買ったチューブのねり梅をつけただけのものなのだが、hiroさん的には大ヒットだったらしい。ここではこのほか、行動食として朝食のロールパンとレーズンパンの残りを食べ、hiroさんはピーチネクターを買って飲んでた。このピーチネクターも、この山旅の中で、hiroさんの重要なエネルギー源となるのであった(笑
鏡平から
双六小屋まで2時間弱。でも登りは1時間ぐらいしかないのであとは楽勝。のはず(笑

この山行で覚えた花、タデ。
ぜいぜいさんに捧ぐ。
稜線に乗ると分岐があり、
双六小屋とは反対方向に弓折岳のピークがある。hiroさん的には 「もう二度と来ない」 ので、ザックをデポしてピークを踏みに行った。

弓折岳山頂。
分岐に戻り、重いザックを背負い直して
双六小屋へと向かう。小屋までトラバースで楽勝なのかと思ったら、意外にアップダウンがあって疲れた。やっぱ5万分の1の地図じゃ細かいところは見れない。今回は時間がなくて、2万5千分の1の地図は印刷できなかったのだ。
この稜線に出た頃からガスってきて、周りの景色が見えなくなってきていた。hiroさんは、鷲羽岳をバックにした
双六小屋をぜひとも見たいらしいので、ガスって見えなかったらどうしようと言っていた。
が、我々が
双六小屋に近づくにつれガスが晴れてきて、ふととあるピークを越えると、hiroさん念願の景色が見えた。思わず振り返って 「見えるよー!!!」 と叫んだ。

hiroさんと、hiroさんの見たかった景色。
hiroさん、よかったね。上の写真はあまりよくないけど(笑) 実際はこの何百倍もよかった。
ここらで写真を撮りまくったので、テン場にはなかなか着けなかった(笑) 新穂から
双六小屋までは、
昭文社の山と高原地図 のコースタイムによると7h20。ずっと登りだけど、傾斜も緩く、トラバースが多いので、1ヶ月半ぶりのテント泊装備、かつ4泊5日分の荷物でもなんとかバテずに登れた。(といってもザックは15kgそこそこだけど)

やっとテン場に落ち着く。
テン場は風が強く、テント設営時、飛ばされそうになった。ペグがしっかり入らない地面なので、そこらへんにゴロゴロしている石を使ってしっかり固定。トイレは
双六小屋の外トイレを借りる。紙なし。水はタダ。宿泊者だけでなく通りすがりの人にも水はタダ。ありがたいことだ。
双六小屋には残念なことにチューハイがなかった。いつもは置いてあるみたいだけど切らしてるようで… がっくり。代わりに 「双六岳」 というカップ酒を買った。写真、撮り忘れたけど(爆
チューハイはなかったけど、双六小屋の受付は、男目線で言うと、若い!!! かわいい!!! ピチピチギャル!!! (←死語) たぶん10代? 若い女の子の笑顔を見るだけで、疲れがとれるよ。全国のオッサン、双六小屋へGO!!! でもオレ的には30代半ば以上の落ち着いた女性が好みなんだけどね。
そんな双六小屋の話は置いといて、食事の話などを。今回の山行は自分が食当。1日目の夜は入山祝いってこともあって、ちょっと豪華に手巻き寿司をセレクト。山岳会の
おばさまお姉さま方がよく持ってきてくれるメニューだが、自分で用意したのは初めて。「
突撃!!! 隣の山ごはん!!!」 シリーズでも
紹介していて、
岳人にも掲載されたメニュー。

左上: きゅうり・ねり梅・大葉/右上: 鮭フレーク、大葉、アボカド
左下: 納豆・きゅうり/右下: ツナマヨ・きゅうり
ねり梅とツナマヨはチューブ、鮭サーモンはパックのもの。大葉・アボカド・きゅうりはそのまんま。そのほか、カニかま、かんぴょう、厚焼き卵も用意した。手巻き寿司はいろいろ細かいものを買うので節約メニューではないけれど、スーパーに行って買ってきたものをそのまま持っていけばいいので便利。豪華に見えるし。

右はアボカドをつぶしてるとこ。アボカドはねぎとろの代わりにもなる。
左は大葉、きゅうり、カニかま。
手巻き寿司って下界でもそうなんだけど、食べ過ぎてしまうところが玉にキズ…
夜は、hiroさんが体を拭いたウェットティッシュと、これまたhiroさんが体中に貼ったサロンパスの混じり合った異様な匂いの中、眠りにつくことになった。まあ、サロンパスは、自分的にはおばあちゃんの香りなので、よしとするか。ひょっとすると久しぶりにおばあちゃんの夢を見られるかも…
実際にかかった時間
新穂高温泉無料駐車場(7:00)-新穂高登山指導センター(7:10/7:20)-中崎橋(8:15)-わさび平小屋(10分の休憩)-秩父沢(10:00/10:10)-イタドリヶ原(10:50)-シシウドガ原(11:15/11:30)-鏡平山荘(12:20/12:50)-弓折乗越(13:40/13:45)-弓折岳山頂-弓折乗越(14:45発)-双六キャンプ場(15:20)
2日目 に続く。
関連エントリ
ひろ'S Bar/2009 夏山 ← hiroさんのこの日の記録
ひろ'S Bar/8/26(水)双六~
ひろ'S Bar/8/27(木)雲ノ平~
ひろ'S Bar/8/28(金)水晶小屋~
やまやなぶろぐ/日本最後の秘境をめぐる山旅 1日目
やまやなぶろぐ/日本最後の秘境をめぐる山旅 2日目 その1
やまやなぶろぐ/日本最後の秘境をめぐる山旅 2日目 その2
やまやなぶろぐ/日本最後の秘境をめぐる山旅 3日目 その1
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やまやなぶろぐ/突撃!!! 隣の山ごはん!!! (15) 手巻き寿司
やまやなぶろぐ/岳人11月号に 「突撃!!! 隣の山ごはん!!!」 が…
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