日本最後の秘境をめぐる山旅 1日目
1日目 新穂高温泉~わさび平~鏡平~弓折岳~双六小屋
2日目 ~双六岳~三又蓮華岳~黒部源流~雲の平キャンプ場
3日目 ~高天原温泉~ワリモ北分岐~水晶小屋~水晶岳~水晶小屋
4日目 ~鷲羽岳~双六小屋~新穂高温泉
計画段階では上の行程を4泊5日で歩くつもりだったのだが、4日目に天気が崩れるという予報だったので、最終日、2日かけるはずだった行程を1日で下りた。
上の地名を見て 「どこだっけ、それ?」 って人は下の図と照らし合わせてみてください。スタート地点の新穂高温泉は図の一番下にあります。

それでもわかんない人は下の地図を左上のツールを使って縮小・拡大したり、ドラッグ&ドロップしたりして日本の中で上の場所がどこらへんにあるか確認してみてください。
大きな地図で見る
それでもわからない人は…
さようなら(苦笑
長いので続きはクリックで。

左: 諏訪湖SAのさくら丼。1000円。味噌汁が煮詰まっててしょっぱかった^^;
右: 道の駅で安全登山を願って(?)乾杯。
翌朝はコンビニで買ったヨーグルトや、hiroさんが用意してくれたロールパンとレーズンパンで朝食をすませてから、装備分け。

こちらが今回の共同装備。
共同装備の内訳は、テント本体、フライ、ポール、グランドシート代わりのレジャーシート、テントの中に敷く銀シート、4泊5日分の夕食・朝食、お茶セット、コッヘル、ガスヘッド、ガス缶2個、敷板、ぐらいかな?手分量で適当に分け、それぞれパッキング。ザックはたぶん各自15kg弱。体重の3分の1は越えてしまってるけど、15kgぐらいだとけっこうラクに歩けるのでラッキー。食事を豪華にしたので、18kgは越えるかと思ってたのに。(自分はダメダメ山ヤなので18kgを越えただけでけっこうふらつく)
道の駅を出発し、新穂高温泉の無料駐車場に車を止め、登山指導センターで登山届を出し、軽くストレッチをして 「日本最後の秘境をめぐる山旅」 へと旅立つ。

登山指導センター。入山届と下山届を出すところがある。
平坦な道を1時間20分ほど歩くとわさび平到着。

わさび平小屋。

ものすごくうまそうなものが売ってる。ラムネ・スイカ・バナナ・トマトにすごく魅かれた。
ここでトイレをお借りする(1回100円、ペーパーあり)。テン場もある。のぞいてないが、樹林帯の中なので、風もよけられ、涼しく過ごせそう。でも虫がいるかな。水場は目の前を流れている小川から(笑)
わさび平を出ると、しばらく登り。
イタドリヶ原、シシウドガ原などを通過。

途中にあったクマの踊り場。ここでクマが踊るらしい。クマのお立ち台?

鏡平。あいにく曇っていて、槍穂は見えなかった。
鏡平山荘前の椅子とテーブルで休憩させてもらう。ここでもトイレをお借りする。100円、ペーパーありだったかな。水は1L100円。テン場はない。

行動食のうめQ。
うめQとは、きゅうりにSHOP99で買ったチューブのねり梅をつけただけのものなのだが、hiroさん的には大ヒットだったらしい。ここではこのほか、行動食として朝食のロールパンとレーズンパンの残りを食べ、hiroさんはピーチネクターを買って飲んでた。このピーチネクターも、この山旅の中で、hiroさんの重要なエネルギー源となるのであった(笑
鏡平から双六小屋まで2時間弱。でも登りは1時間ぐらいしかないのであとは楽勝。のはず(笑

この山行で覚えた花、タデ。ぜいぜいさんに捧ぐ。
稜線に乗ると分岐があり、双六小屋とは反対方向に弓折岳のピークがある。hiroさん的には 「もう二度と来ない」 ので、ザックをデポしてピークを踏みに行った。

弓折岳山頂。
分岐に戻り、重いザックを背負い直して双六小屋へと向かう。小屋までトラバースで楽勝なのかと思ったら、意外にアップダウンがあって疲れた。やっぱ5万分の1の地図じゃ細かいところは見れない。今回は時間がなくて、2万5千分の1の地図は印刷できなかったのだ。
この稜線に出た頃からガスってきて、周りの景色が見えなくなってきていた。hiroさんは、鷲羽岳をバックにした双六小屋をぜひとも見たいらしいので、ガスって見えなかったらどうしようと言っていた。
が、我々が双六小屋に近づくにつれガスが晴れてきて、ふととあるピークを越えると、hiroさん念願の景色が見えた。思わず振り返って 「見えるよー!!!」 と叫んだ。

hiroさんと、hiroさんの見たかった景色。
hiroさん、よかったね。上の写真はあまりよくないけど(笑) 実際はこの何百倍もよかった。
ここらで写真を撮りまくったので、テン場にはなかなか着けなかった(笑) 新穂から双六小屋までは、昭文社の山と高原地図 のコースタイムによると7h20。ずっと登りだけど、傾斜も緩く、トラバースが多いので、1ヶ月半ぶりのテント泊装備、かつ4泊5日分の荷物でもなんとかバテずに登れた。(といってもザックは15kgそこそこだけど)

やっとテン場に落ち着く。
テン場は風が強く、テント設営時、飛ばされそうになった。ペグがしっかり入らない地面なので、そこらへんにゴロゴロしている石を使ってしっかり固定。トイレは双六小屋の外トイレを借りる。紙なし。水はタダ。宿泊者だけでなく通りすがりの人にも水はタダ。ありがたいことだ。
双六小屋には残念なことにチューハイがなかった。いつもは置いてあるみたいだけど切らしてるようで… がっくり。代わりに 「双六岳」 というカップ酒を買った。写真、撮り忘れたけど(爆
チューハイはなかったけど、双六小屋の受付は、男目線で言うと、若い!!! かわいい!!! ピチピチギャル!!! (←死語) たぶん10代? 若い女の子の笑顔を見るだけで、疲れがとれるよ。全国のオッサン、双六小屋へGO!!! でもオレ的には30代半ば以上の落ち着いた女性が好みなんだけどね。
そんな双六小屋の話は置いといて、食事の話などを。今回の山行は自分が食当。1日目の夜は入山祝いってこともあって、ちょっと豪華に手巻き寿司をセレクト。山岳会の

左上: きゅうり・ねり梅・大葉/右上: 鮭フレーク、大葉、アボカド
左下: 納豆・きゅうり/右下: ツナマヨ・きゅうり
ねり梅とツナマヨはチューブ、鮭サーモンはパックのもの。大葉・アボカド・きゅうりはそのまんま。そのほか、カニかま、かんぴょう、厚焼き卵も用意した。手巻き寿司はいろいろ細かいものを買うので節約メニューではないけれど、スーパーに行って買ってきたものをそのまま持っていけばいいので便利。豪華に見えるし。

右はアボカドをつぶしてるとこ。アボカドはねぎとろの代わりにもなる。
左は大葉、きゅうり、カニかま。
手巻き寿司って下界でもそうなんだけど、食べ過ぎてしまうところが玉にキズ…
夜は、hiroさんが体を拭いたウェットティッシュと、これまたhiroさんが体中に貼ったサロンパスの混じり合った異様な匂いの中、眠りにつくことになった。まあ、サロンパスは、自分的にはおばあちゃんの香りなので、よしとするか。ひょっとすると久しぶりにおばあちゃんの夢を見られるかも…
実際にかかった時間
新穂高温泉無料駐車場(7:00)-新穂高登山指導センター(7:10/7:20)-中崎橋(8:15)-わさび平小屋(10分の休憩)-秩父沢(10:00/10:10)-イタドリヶ原(10:50)-シシウドガ原(11:15/11:30)-鏡平山荘(12:20/12:50)-弓折乗越(13:40/13:45)-弓折岳山頂-弓折乗越(14:45発)-双六キャンプ場(15:20)
2日目 に続く。
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COMMENT
>でもオレ的には30代半ば以上の落ち着いた女性が好みなんだけどね。
あぁーん? 呼んだ??
手巻き寿司かぁ 考えた事なかったな。
確かに酢飯は山でも美味しいよね。疲れがとれる。
15kgって美容パックやらなんやら入れて、よく押さえられたね。
北アはビールとかお酒が小屋で手に入るから
そっちの心配はいらないしね。お昼も食べれる。
んで おばあちゃんの夢みれたん?
その豪華料理でどうやったら15kgにおさえられるのか、教えてもらいたいですわ!!
で、双六の若い女の子、気がつかなかったです(ここでも損したような気分)...

> あぁーん? 呼んだ??
えっ

いや、あの、いくらなんでも上限ってもんがあるでしょ。
だからつまりロビは
手巻きずしはお勧めです。高くつくけど(笑
酢飯はいいよ~ ガツガツ食える。
そう、毎晩2人でパックしてました。
一人で抜け駆けしようと思って持って行ったら、hiroさんも持って行っててびっくり。
残念ながら私の好きなお酒はここらへんの小屋にはなく、
結局この山行で飲んだのは1日目だけ。
しょぼーん。
おばあちゃんの夢は残念ながら見れませんでした。
もうお盆過ぎちゃったからかな。

ダンディなK林さんは全国のオッサンなんですか?(笑
働いてる人たくさんいるから、K林さんのときは若いイケメンだったのかも?
自分的にはそっちの方がいいな~

ザックの重さですが、私はちっちゃいから、シュラフとか165cm以下用のとか使ってますからね。
防寒着・雨具なんかも、男性Lサイズと女性Sサイズじゃけっこう重さが違うのでは?
ザックの重さにこだわらず、体の比率に合った大きさ(重さ)を担いでいればいいと思いますよ。
は~い。これはジャストでしょう(^^)/
いよいよレポ始まったのね。
いいなあ。途中まではこの前見た景色だけど、ホント、hiroっちが見たかった景色が見られてよかったね。
ああ、私も一緒に見たかったわ~。
それにしても食事がホント豪華。奮発ですねえ。
今回の山を楽しもうって心意気がひしひしと伝わるメニューですわ。きゅうりをそんだけもって行ったというのも凄いね。
これからのれぽも楽しみです。
熊の踊り場では熊の代わりに踊って?!、見たい景色もみれて、満足^^!
>双六小屋の受付は、男目線で言うと、若い!!!
ふーん。そんなとこまでチェックしてたんだ~^^
サロンパス、、
メンソールの香りがして、良く眠れるのよ。
お試しれ・・^^;一緒に使えば、、、、大丈夫。

> は~い。これはジャストでしょう(^^)/
あの、すんません。
私に惚れられたいんですか?
食事豪華でしょ。
一人だと用意しないけど、誰かとだと豪華なものを用意しちゃうんだよね。
ほんと尽くし系なんだな、私って…(笑
でも、hiroさん的には粗食で荷物を軽くした方がよかったのかも?
きゅうりは、hiroさんが2本、私が3本持って行ったので合計5本でした。
すんごいよね。
食事のときに食べるともったいないというので、
1日目の手巻きずし以外は行動中にうめQとして食べました。

小屋の人はオヤジでなければちゃんとチェックします。
雷鳥沢の近くの小屋の人は若いイケメンだったよ。
サロンパスの匂いは決して嫌いじゃないです。
おばあちゃんの香りだから。
おばあちゃんが隣に寝てるみたいで懐かしかったです(笑
なによりです(笑い

一応解禁しましたが、それほど飲んでません。
飲むと夜走れなくなるし、酒は筋肉の発達を妨げるので。
アボガドは文を読むまでは、巨大ねりわさびに見えて、輝ちゃんて辛好きなんだなあとぼんやり見てました。な訳ないですね~

> あちこちのブログに私の名が…
そうなんだ(笑
それは気付かなかった。
> 今年はタデの当たり年ですかあ???
そうみたいですね。
今回の山行では、タデの花畑をたくさん見ましたよ。
> 巨大ねりわさびに見えて、輝ちゃんて辛好きなんだなあと
どちらかというと、辛いのは弱い方です(笑
とくにわさびの辛いのを食べると脳が破壊されるようなかんじがします。
双六小屋は”生”でねえ

(翻訳: 双六小屋ではやっぱり生ビールではないでしょうか?)
私が泊った時は、ピチピチギャルとガイが沢山いましたよ ・ ・ ・ ・ 中学生の登山でしたが。

> 双六小屋は”生”でねえ

> (翻訳: 双六小屋ではやっぱり生ビールではないでしょうか?)
うーん、私はビールが飲めないんですよ。
ビールは生も缶も売ってたんですが。
> ピチピチギャルとガイが沢山いましたよ ・ ・ ・ ・ 中学生の登山でしたが。
その歳だったら、ギャルはどーでもいいけど、ガイには興味ありますね。
美少年限定ですけど。
しかもこんな食材抱えて。
この間の剣1泊2日で20kgでした。
テントをもっていないのに・・・。
水と酒の持ちすぎかな。

そう、私達、酒持ってなかったんで…
酒は小屋頼みの予定でした。
でも、そのせいでチューハイを手に入れられず、私は双六小屋で
一回飲んだっきりでしたよToT
てる (08/25)
mima (08/24)
てる (12/24)
KMD (12/24)
てる (11/25)