ツェルト張りの練習
それなのに自分できちんとツェルトを張ったことがない。
それって山ヤとしてどうなの? 恥ずかしくね?
と、これ以上生き恥をさらすのもなんなので、
ハイキングがてらに行った本仁田山でツェルト張りの練習をしてみた。
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っていうか、下のサイトを参考にして立てたので(笑

で、設営したツェルト。

一応、まともに張れたように見える。

固定は石やペグなどで。
自分の持っているツェルトの4隅には、ペグが通るくらいの小さいループがついているが、ペグが入らない地面の場合、石で固定するために、100円ショップで買った髪ゴムを取り付けた。実際張ってみたら、この髪ゴムはちょっと弱過ぎた。やはり頑丈なテント用のゴムをつけないといけないようだ。

ポールとしてはストック、張り綱は6mmのロープを使用。
ポールはアライテントのサイトを見ると、地面に突き刺すのではなく置くだけでOKだそうだ。たしかに置いただけでしっかり立ってた。
ポールの固定方法については以下のサイトを参考にした。ツェルト張りではないけど、タープ張りについて詳しく書かれている。おすすめ。


ポール固定用の張り綱は、自在をつけた専用のものを取り付けると張りやすいだろうが、今回は必ず持ち歩けと山岳会から言われている6mmx10mのロープだけを使用。2人で立てる場合は、自在がなくてもそれほど張りにくくなかった。でも、1人だとペグダウンの位置を決めるのがけっこう難しかった。

じつはこんなに小さい。高さは160cmぐらいの人の腰にも満たない。
あ、使ったツェルトは、HERITAGEのエマージェンシー・ツェルトってやつ。

さて、自分の張ったツェルトに入ってみるとするか。

まともに立っているように見えたが、入るなりいきなり1隅が外れる。
どうやら4隅をしっかりと固定するのがポイントのようだ。きちんとペグダウンするか、石を使う場合は、動かないように何個も石を重ねるとか。
固定し直して、再びツェルトに入る。

今度はしっかり固定したのでOK。

狭っ!!! っていうか暑っ!!! (この日は予想最高気温28℃だった)
はじめて自分で立てたツェルトははっきり言って居住性サイアクだった。雨の日だったら、濡れたツェルトの壁が体に張り付いて濡れてしまうだろう。あと風が吹いたら倒れてしまいそう。回数こなせば、壁がたるまないように、風が吹いても倒れないように、もっときちんと張れるようになるものなのだろうか。っていうか、風が吹いているときに、1人でツェルトを張れるものなんだろうか。
壁がたるまないように、中にフレームを取り付けられるツェルトもあるようだ。下のツェルトがそのタイプ。その下にあるのが専用フレーム。でも、このフレームを合わせると、ツェルト390g+フレーム120gで合計510gになってしまう。それって自分的にはちょっとビミョー…。自分だったら、プラス240gを我慢して、現在軽量化山行のときに使っているポールと本体で750gのアライテントのビビィシェルターを持って行くだろうな。設営もツェルトに比べたら全然簡単だし。
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それからサイドの壁にループがついていて、張り綱を張って中の空間を広げられるようになっているツェルトもあるらしい。このループだったら自分で取り付けられるかも。

こんなかんじ?
ってなわけで、ツェルト張りは今後も訓練が必要… まず、中で一晩を過ごしてみなくちゃ。無雪期の天気がいい日→雨の日→残雪期、のように段階を経て試してみよう。あと、ベンチレーターにロープを通して、ツェルトをぶらさげる設営方法もやってみたい。
張れるようになったら、超軽量化山行で使ってみたい。なんたって重さは300g弱なのだから。今、超軽量化山行で使っているビビィシェルターはポールと本体合わせて750gなんで。
でも、極端な寒がりだし、虫に刺されるとすごいアレルギー反応が起きるし、持って行ける山や季節はものすごく限られると思うけど。無雪期の寒くないときで、雨が降らないような時期で、虫がいない山。
え? そんな条件を満たすようなところないって?
追記:
「ツェルト 張り方」などで検索してこのエントリにたどりついた方は、下の 「関連エントリ」 にあるリンク先もぜひご覧になってください。
関連エントリ


参考サイト



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COMMENT
と思って探してたら、
mont-bell UL-UNO 31,290 ツェルトと自立式テントのハイブリッドモデル。
本体重量760gと世界最高レベルの軽量コンパクト性を実現。
てのがあって、なかなかそそりますが、目下金欠で思い切れませんな。
夏とかだと、ツェルトの人よくいますよね。

「もう」ってことはツェルト張り、そんなに何度も経験あるんですか?
だったらやっぱ天神平でやればよかったなぁ。
いろいろ教えてもらいたかった。
いつかちゃんと教授してくださいな。
>「無雪期の寒くないときで、雨が降らないような時期で、虫がいない山で、風も吹かない」
たぶんそんなとこ日本国内ではないんじゃないでしょうか(笑
それともどこかご存じで?

そう、川苔山はアツイんです(笑
ツェルト、くるまってビバークしたことは何度かあるけど、
立てたのは始めてでした。
あ、正確には2回目かな。
楽しいから立てて中で寝てみたいです。
輝子さんのレポを拝見したので、「もう」自分ではやらなくても経験したのと同じって意味です。へへへ。

私のようなツェルト張り初心者のレポで
経験した気にならないでくださいな。
あ、こんなのあるみたいですよ。
いかがでしょう。
http://beyondx.exblog.jp/11522675/
私は、狭い自分だけの空間が欲しいからなるべくツェルト立てたい派ですけど、
解放感あっていいんじゃないでしょうか。
っていうか、シュラフカバーだけでもできることですが。
(って、緊急時に使えるのか?思いました。反省)
私もツェルト張る訓練しないといけないかな?
以前ツェルトの中で傘をさして空間を確保しているのを見た気がします。
どこだったかなぁ?
だからポールはいらないかなぁ?って思いました。
>っていうか、シュラフカバーだけでもできることですが。
はい、そうですね。これなら手持ちのシュラフカバーを生かしたいです。
でも、まだ自分で張ったことはないです。(他力本願)
沢でもしっかりテント持ってく我家だからツェルトは、なかなか出番がなさそうかも。

ツェルト立ては楽しいので、自分的にはやってみることをおすすめします。
ああ、傘ね。よく聞きますよね。
私は、緊急用じゃなくてふだん使いにしてみたいので、
傘だけじゃ居住性が足りないかな。
でも、一度傘を使っても寝てみたいですね。

そう、ツェルトカバーだけでも一度寝てみないとなぁ。
やりたいことたくさんあり過ぎ(笑
今度一緒に奥多摩でビバークしませんか?

そう、まだ寒い富士山の山頂でツェルトかぶってお茶したときはホッとしました。
どちらかというと立てるよりも、かぶる方が頻度が高そう。
テント持って行く余力があるんだったら、テントを持って行った方が断然いいのでは。
居住性がいいから、遭難した場合、生存の確立が断然上がると思いますよ。
大変参考になりました。
暑っ!いんですね。
やっぱ、ツェルトは日本でも場所を選ぶようす。僕もアライのツェルトを使うことがあるのですが、夏で2500mm辺りでも、寒暖差から結露の発生があってシュラフがびしょぬれになることがあります。ファイントラック製のは結露が少ないという話ですが、モンベルも新作を出したのかな。
星がきれいに見えそうな夜がいいですね。

夜になったら気温が下がると思うので、奥多摩でもむしろ寒いかもしれません。
そうそう、ツェルトは結露がすごいんだそうですね。
私もむかーし、人に張ってもらったフライつきのツェルトで2泊したことがありますが、
ものすごい結露で非常にいやな思いをしました。
しかも、そのツェルトは昔のだったので、今の1-2人用のテントよりも重かった(爆
それからたぶん軽量テントに走ったような気がします。
>ファイントラック製
たしか普通のより結露が12分の1でしたっけ?
今のツェルトがやぶれたら、買おうと思ってます。
>モンベルも新作を出したのかな。
それはチェックしてないな。あとでチェックしてみます。

詩人だな~(笑
で、消滅したdoblogに11月にツェルト山行の記事を載せていました。 秋の日の出山は朝の日の出を含め、快適でした。
私はツェルトのフライをタープの様に適当に張りましたが、結露も無く快適でした。(呼気が凍ってましたが)
ある秋の奥多摩の雨中では、フライ有りの私は快適でしたが、無しの人は中で傘をさしてました。(雨はダメよね)
横にループが無い場合は、内側にハンカチ等をあてて、そこを外からロープで巻いて張ると、同じ役目をします。 とガイドさんに教えてもらいました。
ビビィの記事、特に雪中の張り方、とても興味深く拝読しました。

fc2にようこそ!

何度かいろんなblogサービスを使ってみてここに落ち着いたので、
わりと使いやすいですよ。
> で、消滅したdoblogに11月にツェルト山行の記事を載せていました。
拝見しました。
> 私はツェルトのフライをタープの様に適当に張りましたが、結露も無く快適でした。(呼気が凍ってましたが)
> ある秋の奥多摩の雨中では、フライ有りの私は快適でしたが、無しの人は中で傘をさしてました。(雨はダメよね)
雨がもっちゃうんでしょうか。
ツェルトにはフライっていうか、タープのようなレジャーシートもあるといいですね。
> 横にループが無い場合は、内側にハンカチ等をあてて、そこを外からロープで巻いて張ると、同じ役目をします。 とガイドさんに教えてもらいました。
なるほど。
雪山でけが人を搬送するとき、ツェルトやテントにけが人をくるんでロープで固定する場合、アンカーとしてカラビナなどを中に入れる方法と一緒ですね。
(こんなかんじ:
http://www.k-rouzan.net/soutaibu/kyujotai/files/sheet_transportation_in_winter.pdf)
ハンカチだと生地を傷めなさそうだからいいですね!

> 私のツェルトはシーム処理をされていないので、フライシートが無いと雨漏りします。 風雪にはツェルトは向いていますが、ツェルトの防水フライは、最小のタープで、使い方によっては便利です。
なるほど。
たぶん私のツェルトも雨漏りしそう。
でも、緊急用だからいいやってことで

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