滑落経験 その2
今度はトイレネタではありませんよ。
(第1弾はこちら)
厳密に言うと(厳密に言わなくても)「滑落」ではないんですが。
一応このシリーズに入れておきます。
でわ、はじまり、はじまり。
(長いので隠します)
その1。
山をはじめて2年目ぐらいのときでしょうか。
どこかの山の樹林帯の中を歩いていました。
パーティで行った山なんですが、誰かが靴ずれかなんかして。
だから皆よりもちょっとだけ先に一人で歩いてたんです。
(薄情なやつ)
で、なぜかよくわからないんだけど、
突然路肩を踏み外し、登山道から転がり落ちました。
一般登山道でです。

一般道を歩いていたら路肩を踏み外し、転落。
幸い樹林帯だったので、木とかに捕まっていとも簡単に転落を止められ、
下の図のように登山道に手をかけた状態になりました。

(図は木とかは省略してます)
で、アホなんで、自分がこのように登山道の下から顔を出した状態でいたら
後から来た皆にウケるだろうと思って、
しばらく登山道のふちに捕まって「たーすけてー」とか叫んでたのですが、
残念ながら、誰も来ません。

5分ぐらいそうやってたでしょうか。
それでも誰も来ないので、諦めて一人で這い上がりました。
むなしい、むなし過ぎる…

諦めて、一人で這い上がるの図。
その2。
広沢寺でアイゼントレをやってたとき。
行ったことがある方ならおわかりだと思いますが、
弁天岩の前は広いテラスになっています。
そしてその下は傾斜がついてて沢になってますよね。
だから後ろに下がり過ぎないように注意が必要です。

ここまで書くと、先が読めますよね。
そう、ご想像のとおり、後ろに下がり過ぎて落ちたんです。

後ずさりしたら、、、、後ろがない!!!
後ずさりして、後ろがないとわかった瞬間、
とっさに自分のわきに生えている草などをつかんだので、
転落することは免れました。

とっさに周りの草を掴むの図。
その様子を一部始終見ていた一緒にいた人に、
「何やってんの」 とか大笑いされてしまいました。
ほんとにアホですね…
その3。
まだまだ続くんかい、ってかんじなんですが。
湯河原の幕岩でクライミングをした帰り。
アプローチ道を一人でてくてく歩いてました。
一般登山道よりは悪い道です。
で、前方にあった浮石に足を引っ掛けまして。
転倒したわけです。

浮石に足を引っ掛け、転倒。
その拍子に片方の靴が脱げ、登山道からも転がり落ち、
ぐるぐると回転しながら斜面を転がって行きました。
斜面が緩かったのでそれほど焦りませんでしたが、
「ああ、ほんとにぐるぐる回転しながら落ちるんだ…」と思ったことを覚えています。

傾斜がゆるかったのでわりと簡単に2mほどで止まりました。
(いや、もうちょっと落ちたかな?)
人に見られたら恥ずかしいので、
誰も来ないうちに登山道に戻って靴を履かなければと、
急いで登り返して道に出ると。

泥だらけで、靴が脱げているところもばっちり見られてしまいました…
ああ、恥ずかしい…
ちなみに上の三件の事故、いずれも無傷です。
その3はちょっとぐらいどこかに痣ができてたのかもしれませんが、
すでにクライミングでいろいろ打ったり擦ったりしているので、
転倒してできたものがどれだかわかりませんでした(爆
まあ、無事だったので、こうして笑い話としてblogネタなんかにしてますが。
もし、重大な怪我でもしてたら、笑っている場合ではありません。
富士山での滑落事件も同様。
とくにその1、その3なんて一人で歩いているときですから、
下まで落ちていたら発見されるのに時間がかかってるか、
あるいは発見されることもなく朽ち果ててるかも。
まー、とにかく、山に入ったら常に気を抜くことなく、
足元に気をつけましょうってことです。
私が言うと、実体験が伴っているので、説得力あるでしょ?
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COMMENT
ほんとにころぶときは一瞬なんですよね~
先駆者にならって、私も気をつけようっと!

いえ、笑ってもいいですよ。
これはウケを狙って書いているエントリなんで。
先駆者って私のこと?
私は今年は単独での山歩きももちょっと増やそうかと思います(でも怖いトコはダメ・・・)。輝子さんが北鎌からいらっしゃるなら、私は東鎌がいいナ(<まだ行ってないww)。
それと今日、上司に「休暇って連続何日取れるんですか?」って聞いてみました!そしたらそんなの制限ないって!!
なので今度海外遠征のお話させてくださいませ☆ぜひぜひ~。
ありますとも姫様。説得力十分です。
でも、おかしすぎ。人の不幸を喜んではいけませんが。
クスクス。
広沢寺のあのひろ~い広場で落ちるなんて。
こりゃ幕岩の桃源郷のあの広場も危ないかも、ですね。
しかし姫様絵がお上手ですね。特に最初の1枚はすてき。
あけましておめでとうございます。
肉体改造ネタ、今の堕落した私には耳が痛すぎでコメントできませんww
こんな「逃げ」の姿勢が私の体型の原因です。
滑落はしたことないんですけど、
山でよく転ぶ私には
待ち伏せしていたのに、来ないって「図」最高ですww
人生思うとおりにはいかないということで。
今年も宜しくお願いします。

広沢寺、岩に向かって右側のテラスがちょっと狭くなっているところから落ちかかったのじゃよ。
幕岩は結構危ないところが多いので、常にセルフをとっているから大丈夫じゃよ。

どうもエントリと関係ないコメントありがとうございます(笑
いえ、しげぞさんなら大歓迎ですよ。
休み、制限ないんですか!
3か月とかとれないかな(笑
しげぞさんの会社は山岳部なんてあるから、
遠征行くから休むって言ったらなんか大丈夫そうな気がしますよね。
ついでにスポンサーになってくんないかな(笑
まあ、今度お話しましょう。

腹に横線とは、ちょっと腹筋が浮き上がってきているのかな?(笑
待ち伏せしてたのに来なかったり、
人が来ないうちに戻ろうと思ったらバッタリしちゃったり、
ほんと世の中うまくいきません。
腹筋もほんとにうまく割れるのでしょうか…
ないみたい^^;
でも、凍った道でコケて危うく滑落しかけた経験があるなぁ^^;
思い出して気を引き締めるもの重要ですね。
いや~、、、良かった輝子さん。
この記事が書けて!!^^

実際の滑落経験はその3、その4を期待しててください。
その前にもっとアホアホな転倒経験も書くかもしれないけど。
ほんとどんだけ、転倒、転落、滑落してんだ、自分、、、ってかんじです。
こうやって記事やコメント書いてられることを神に感謝しなきゃ。
ははは、「滑落ネタ」を「滑稽ネタ」と読んでしまいましたよ。それに、ほんとに絵がお上手ですねえ!
ところで、その1では、ウケ狙いで人が来るまで待とうとして、その3では人が来ないうちに早く戻ろうとした、その違いは何?その3の方がドラマチックでウケたでしょうに?

絵をおほめいただいてありがとうございます。
以前までは直線と丸で書いてたのですが、
さすがに今回のネタを説明するのにはそれでは無理で、
腕をふるった次第です。
その1はわりと険しいところ、
その3はほんとに傾斜が緩いところだったからです。
緩いところで落ちてもおもしろくないでしょ?
ほんと画がウマいな~
これ続くんですね?
楽しみだな~って不謹慎か・・・・
でも期待しちゃおっと(笑)
これを見て、しっかり気を引き締めなくてはと思った次第です。
自分のことではその1が体験あります。針の木雪渓に行く途中までの道で、少し道幅が狭い所歩いていて、路肩から落ちまして、幸いブッシュがあったので2m位で止まりましたが、ずっと落ちて川まで落ちたらやばいことになるところでした。怖かった。それと学生時代の後輩が普通の道から落ちたら、顎で止まって、顔から大出血で即下山でした。どこでも1や3のパターンはあるので、やっぱり怖いもんですね。
それにしても、絵が上手すぎて、楽しいです!!

そう続くんです。
まじめネタもありますが、まだまだアホネタもあるんでお楽しみに~

> しっかり気を引き締めなくてはと思った次第です。
うわ、ありがとうございます。
こんなアホネタなのにまじめなコメントいただいて。
ほんとに無事だったら笑い話、
そうじゃなかったら大事故なんですものね。
気をつけなければです。
いつか、いしょに登りましょ。

お誘いありがとうございます。
それまでになんとか階段状のところはリードできるようになっておきます。
てる (08/25)
mima (08/24)
てる (12/24)
KMD (12/24)
てる (11/25)