立山三山縦走
行程はこんなかんじ:
1. 室堂→剱沢


2. →別山→真砂岳→富士ノ折立→大汝山→雄山→一ノ越→浄土山→みくりが池温泉→雷鳥沢



「立山って何県?」とか「位置はどこらへん?」って人は下の地図を参照のこと。

剱・立山は赤枠のあたり。富山県。ついでに青枠が槍・穂高。
長いので隠します。
テン場の側にある剱沢小屋は、今年はチューハイの種類が豊富。氷結のウメ、リンゴ、レモン、グレープフルーツがあった。500円だったかな。結局買わなかったけど。ちなみに去年のこの時期、チューハイはなかった。一昨年のお盆の時期は、たしか氷結のモモがあったはず。
剱沢雪渓はかなり溶けていた。長次郎雪渓は下の方もかなりシュルンドがあるという話。やっぱり雪渓がまだしっかりしている7月下旬~8月上旬が一番登りやすい時期なのかな、このへんは。
剱沢~一ノ越~浄土山の縦走路はどうだったかというと、登山道はいずれもいい道 (自分基準。アルパインクライマー基準とも言う)。視力0.01の自分でも、登りも下りも裸眼で歩くことができた。(視力0.01とは、裸眼だと本を読むのに10cmぐらいしか目と本を離さない)

こんな気持ちのよい稜線がどこまでも続いた。
地図を見て、ここらへんの山で3,000m超えるのは大汝山と雄山なんだとはじめて気づいた。以前、一ノ越~内蔵助平 (

大汝山(おおなんじやま) 3,015m。立山最高峰。
雄山 (おやま) は、この季節は頂上に行くのに拝観料を徴収していた。びっくり。前、残雪期に行ったときは、鳥居が雪で埋もれているくらいだったので、金取る人なんていなかったけど。500円出すのがバカバカしいので、今回は山頂カット。

山頂を踏むのに拝観料を取る雄山。まあ、神社だからしょうがないか。
1日だけの縦走の後、長年(いや、2年ぐらいかも)食べたかったみくりが池温泉の看板メニュー、みくり丼を食べた。おいしかったけど、3日ぶりのまともな食事だったから、気持ち悪くなってしまった… 食事には雑炊と茶漬け、行動食にはドラ焼きしか食べてなかったからなぁ。

念願のみくり丼。げんげの唐揚げと白エビのかき揚げが乗っている。
みくりが池温泉には食堂と喫茶がある。食堂の営業時間は11:00~14:00。喫茶は9:00~21:00。みくり丼は食堂のメニューなので、1日のうち3時間しか食べられないので要注意。ちなみにここには名前の通り温泉もある。温泉に関しては後述する。
みくりが池温泉を後にし、雷鳥沢にテントを張った後は、ロッジ立山連峰の風呂へ。日帰り入浴は10:00~17:00(or18:00。その日によって違うらしい)。カランが使えないけど、3日ぶりだったのでとてもいい風呂だった。シャンプー、石鹸つき。山小屋のお兄ちゃんはかなりのイケメンだった。
雷鳥沢のテン場から一番近い日帰り湯はロッジ立山連峰。その次が雷鳥荘。雷鳥荘の入浴時間は10:00~18:00で、入浴料は500円。みくりが池温泉は一番遠くて600円、9:00~16:00。でも日本一高所(2,410m)の温泉というのがウリ。
雷鳥沢のテン場は現在工事中なので、水を消毒できないらしい。おなかが弱い人は煮沸して飲めと言われた。あいかわらずここのトイレは水洗・ペーパー付きできれい。幕営料は500円。
剱沢・雷鳥沢のテン場もとてもいいところなのだが、話したがりのオヤジにつかまって辟易。オヤジには何度も嫌な目に遭っているので、大抵オヤジには非常に冷たい態度をとり、周りから超感じ悪いと言われているんだけど、今回ちょっとだけ感じよくしてあげ、一瞬だけ話相手になってあげたのがまずかった。やはりどんな醜聞が立とうと、今後もオヤジには冷淡に接しよう。
あ、あと、入山前によく見ていた天気予報サイトを紹介。いずれもピンポイント予報で、細かいところがけっこうあたった。自分の携帯はネットできないから山で見られないのが残念。そもそも剱沢ではsoftbankは入らないし。


ラジオに関しては、山行中、剱沢と雷鳥沢のテン場では、AM648に富山放送?(たまに名古屋とかも)が入った。18:53頃からの天気予報が一番詳しかった。参考まで。
さて、種明かしをすると、決して一般登山道を歩くためだけにこの山域に入ったわけではない。だから、きちんと整備された道を歩いただけなのは、さすがにちょっと物足りなかった。今回は荷物も軽かったし。
それでも、久しぶりに一般道を歩いてみて、そういや一般道縦走も好きだったことを思い出した。今まで自分が歩いてきた長い長い道を振り返って眺められるのがいい。みくり丼も美味かったし、温泉も気持ちよかったしね(笑) それに今回、初の単独ステーション・ビバークという貴重な体験もした。あ、若い女の子は真似しないように。オバチャンだからできることなのだ。
と言いつつも、この無雪期シーズン、このままで終わらせるつもりはない予定…
「奥多摩で川原キャンプ」 に続く。
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COMMENT
お腹を壊したわけがわかったぞ!みくり丼でおいしいものをいきなり食べたから、その余韻が残ってたんだ^^
いい立山でしたね。あそこは温泉がいい・・・
おつかれさまでした^^
ところで、前にオヤジに嫌な目にあったってなに?^^
あー、無性に突然日本の山に行きたいっ!
欧州アルプスは下山するまでよれよれパスタ@山小屋しかないもんなあ。トイレ事情も総じて日本のほうが良いのだろうし…

たしかに油ものは苦手…
でも、酒のせいかも?
オヤジの被害は数知れず…
たとえば、
1. 電車の中で「どこの山に行くんですか?」と話しかけてきて、えんえんと自分の話をし始めた。
2. やはり電車の中、「どこの山行ってきたの?(タメ口かよ)」と話しかけてきて、しまいにゃいろいろセクハラ発言。
3. 山を歩いていたらいろいろ話しかけてきて(タメ口で)、パーティに加わろうとする。
4. やはり「1人なので連れて行ってください」とわけわかんないことを言い出す。
まだまだいろいろあるし…
こういう害があるオヤジは単独の人が多いかも。
たぶん皆の嫌われものなんだね。

アルピニスとしさんですね。
誰かと思った。
日本の山は温泉付きでいいですよ~
トイレ事情ね…(苦笑
オーストリアの山小屋のトイレはきれいだったけど。
負けずにしゃべりまくって、相手にしゃべる隙を与えない!ってのはどお?^^;
ああ、みくり丼、食べたいな~、、
輝子さんのレポはいつも、建物情報が詳細でいいね!
参考になります・・

いえ、オヤジとはもう口も聞きたくないです…
全国の無実なオヤジ達、私の狭い心を許してください。
でも、こんなオバチャンにむげなくあしらわれても痛くもかゆくもないでしょう。
私自身が、温泉とか食べ物とかチューハイとかトイレの情報って知りたい方なので、
自分のレポには必ず書くようにしてます。
hiroさんも今後レポ書くときはよろしくね。
イケメンだよね。あそこのオニイサン。
で、けっこうはたらきものっぽかったよ。

うん、かなりのイケメンで働きもの。
一度は泊まってみたくなってしまう…
看板兄ちゃんなのかなぁ。
珍しいなあと思いながら読んでました。
本当は北方稜線とか狙っていたのかしら?
私的には三山縦走は随分以前にやってましたが、この時期やるならば、完全に山スキーのロケハンですね(笑)どの斜面が美味しいか?とか夢想しながら歩くのは好きですよ。
みくり丼って有名なんだ?! 私はあそこの温泉好きですね。
おやじさんから声をかけられて閉口したとは。。。私も嫌な経験があるので、お会いした時にでもお話しましょ。

あそこらへんだったら山スキーよさそうですよね。
前に春、雷鳥平にベース張ったとき、ボーダー、スキーヤーがたくさんいました。
楽しそうだった。
スキーが上手かったらぜひやりたいところと思いました。
オヤジはほんともう勘弁ですよ。
オバサンはそんな人に会ったことはないんですけど。
女の方がおしゃべりって世間一般では言われているけど、
私は反対ではないかと思ってます。
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