青春18切符日帰りの旅 ~三島・沼津
青春18切符日帰りの旅に行ってきた。
今回は三島と沼津。

で、無料地図と無料レンタサイクルをもとに、こんなかんじで周ってみた:
三島駅→菰池公園→三嶋大社→水の苑緑地(川沿いの桜並木)→中郷温水地→柿田川公園→三島駅
地図は三島市観光協会のみしまっぷを参照してください。レンタサイクルのおかげでかなり時間が短縮できた。周遊バスもあるみたいけど、自転車は無料だし、いい運動にもなるので、断然こっちがおすすめ。
さて、見所の1つ三嶋大社をご紹介。

上の画像のようにちょうど桜が満開だった。こんなに桜満開なのに、人が全然少なかった(東京比)。東京だったら、桜の見所スポットは人混みで歩くのも大変なのに。それこそ朝のラッシュ時のホームの階段のように。やっぱ人口が少ないっていいなぁ。写真右下はこっち方面限定のふがし。初めて見たので撮ってみた。三嶋大社には「福太郎」という和菓子もある。
この神社の中には池があり、真ん中に島があった。島をよくよく見てみると…

なんと島一面にカメが乗っかって甲羅干ししていた。皆なぜか同じ方向を向いていた。カメの習性なのか?何時間でもカメを眺めていたかったのだが、残念ながらキューちゃんと一緒なのでカメを見るのはあきらめて三嶋大社を後にした。
三島市内は川がいたるところに流れている。しかも水がきれい。ゴミなんて1つも見当たらない。東京の川なんて、心無い人達が捨てたゴミでいっぱいなのに…

写真左は街中の川沿いの桜並木。写真右は柿田川公園駐車場にいたネコ。耳がカッティングされていたので、去勢・避妊手術済みの野良ネコなのかも。すごく人に慣れていた。
なんか三島市って街作りに力を入れているなぁ。市内は歩行喫煙禁止だし。ほんとすばらしいよ、この街は。気候もいいし、引っ越して来たくなってしまった。あっ、でも近くに山があんまりないかも…
次に向かったところは柿田川公園。この川ってけっこう前にNHKかなんかで特集やってすごい有名らしい。自分はちょっと前まで知らなかったんだけど。

上は公園内の第一展望台から見た柿田川の最上流部。ここから水がこんこんと湧き出て柿田川が始まっているのだ。小さいけど、左の画像の中央の丸くなっているところが水が湧き出ているところ。わき間というらしい。

上は第二展望台から見た井戸の跡。跡と言っても水がこんこんと湧き出ている。光線の具合によって、透き通るようにきれいな青色だった。
柿田川はもともとこんなにきれいな川ではなかったらしい。ウン十年前までは工場排水のため川はヘドロだらけだったのを、街の人達が総出で清掃活動にあたり、何年もかかってここまできれいにしたと言う。今でもその清掃活動は続いているらしい。第一展望台にその活動への募金箱があるので、見学に行ったらぜひ寄付してあげてください。あのケチなキューちゃんでさえ募金しました。
観光の後はもちろんグルメ。三島と言ったらうなぎなので、うなぎ屋さんに入る。

左上:桜エビのかき揚げ丼 右上:うな丼
下:うなぎの肝
歳のせいか最近てんぷらとか油ものが苦手になってしまったのだが、この桜エビのかき揚げはカリッと揚がっていて美味しかった。うなぎも自分で金払ってまで食べるほど好きなものではないのだが、このうな丼は絶品と思った。ご飯にちょうどよくたれがしみこんで、うなぎもご飯も酒の肴には最高だった。
でも、一番気に入ったのはうなぎの肝。ちょっと苦味があるが、これがまた日本酒に合うのだ。これだけでずっと飲み続けられる気がする・・・今度三島に来たら、肝を1人で3皿ぐらい頼みたいところだ。
どこで食べたかというと、高田屋 というとこ。駅からちょっと歩く。家族経営なのかな。中学生?高校生?ぐらいの女の子が注文を聞きにきてた。カウンターの中にいる板前さんはお父さん?とっても感じよかった。昼じゃなくて夜に飲みに来たいなあ。
腹を満たした後は電車で沼津に移動して、千本浜まで歩く。千本浜は井上靖の小説 『夏草冬涛』 『北の海』 で有名なとこ(なの?)。浜に下りて北の海ごっこで相撲をとろうとキューちゃんに言ったら却下された。相撲じゃなくてかけっこでもよかったんだけど。でも、それも却下された。
小説ではたしかここを裸足でかけっていたような。砂浜でなくて石の浜なので裸足だと痛いのでは。石の浜というと、フランスのニースを思い出すなぁ。あれもけっこう痛かったっけ。

左:千本松 右:千本浜から見える富士山。
千本浜で遊んだ後は、歩いて沼津港大型展望水門びゅうおへ。沼津も無料のレンタサイクルがあるといいのに。さすがに歩くと時間がかかるよ。

で、到着した水門。なんかきょわい。
水門は22時までライトアップされていて、21時まで入館可能。入館料は100円。100円なら入ればよかった…
夜も何か食べて帰るつもりだったのだが、昼に食べ過ぎたせいでおなかがすかず、残念ながらそのまま帰京。でも、花見・観光・グルメと盛りだくさんな1日だった。
あ、沼津アルプス行けなかったなぁ… それはまた次回。
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井上靖の自伝的小説三部作。沼津は 『夏草冬涛』 『北の海』 に登場する。この三部作の後の続編もあるけど、どの本だったか忘れてしまった。『あすなろ物語』 だったかなぁ。
COMMENT
柿田川湧水は行ってみたいと思っていた場所ですよ。
綺麗ですね~。
私もうなぎにはあまり執着がないんだけど、美味しいところのって本当にうまいと思っちゃうよね。
うなぎも桜海老も静岡の名産だからねえ。
おいしそうだ。
肝も確かに日本酒に合う!
18切符を有効に使ってるよね(^^)
きゅーちゃんさんはお元気ですか?
でも桜海老を河川敷で干す景色を一度生で見てみたいものですね。さぞかしきれいなことでしょうね。

柿田川公園とか一応見所の名前だけはチェックしました。
あとは観光案内所頼み。
18切符、有効に使ってないんだよ。
ほんとは山に行くため使うはずだったんだもん。
柿田川公園はほんとおすすめです。
ぜひ天気がいいときに行って下さい。
うなぎはめちゃくちゃおいしかったです。
肝だけでなく、うなぎもまた食べにきたいって思いました。
ぜひ行って下さい。
っていうか、一緒に行きましょう。

そのうち旅blogになってしまうかも…
18切符限定の…(笑
三島と沼津か。。。。
おいしいもんぞろいだね。そろそろ、うなぎが食べたくなってきた^^;

最近よくはなったと言え夏の富士山はおそろしい状態だし、春もねぇ…(苦笑
と思うと、富士山と聞いて一瞬ひいちゃいました。
でも、地下をくぐっているうちに浄化されるんでしょうね。すごいきれいだったもん。
自然の力ってすごい。
そんな水が水道水とはうらやましいです。
で、輝子さんは募金したのー? (笑)
井上靖のそのシリーズ、中学くらいのときに読書感想文の課題になってて、いやいや読んだらえらい面白かった。しろばんば、よーく覚えてます。でも、最後の北の海ってのは読んでないや。読んでみようかなあ。
あ、そうそう、避妊した野良猫って耳にしるしつけるの? 知らなかった。この娘、きれいな三毛だね。子ども産んだらかわいいだろうになあ。
それと次回、沼津アルプスに行くときは、時間があれば『奥』まで行ってみてください。

もちろん私は募金しました。
私が先に募金したのを見てキューちゃんも仕方がなく?募金したようです。
井上靖のこのシリーズは私は結構好きで何度も読み返してます。
『北の海』は個人的にはこの三部作の中で一番気に入ってます。
ぜひ読んでみて。

沼津アルプスの「奥」って全山ってことですか?
青春18切符限定の旅行記いいですよ~
ぜひぜひシリーズでお願いします。
私は沼津の千本浜は京極夏彦のどの小説だか忘れちゃったけど
ワンシーンがそこがイメージなんだなあ。

18切符の旅は春・夏・冬限定ですね(笑
しかも、山で使えなくてあまったとき。
最近その確立多いんだけど。
京極夏彦かぁ~
読んだことないな。
検索してみたけど、この小説?
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/28387993/minna?sort=2&sortorder=1
”京極堂シリーズ”はすんごいページ数だけど、かなりはまるのでおすすめだよ。
おばかシリーズの”どすこい”とか”豆腐小僧~”もなかなかのおもろさです。

今まで純文学しか読まなかったけど(嘘)、
図書館から借りて読んでみようかな~
でも、今は上の井上靖三部作をまた読んでいるのです。
現地に行ったら読みたくなっちゃって。
てる (08/25)
mima (08/24)
てる (12/24)
KMD (12/24)
てる (11/25)