阿弥陀南稜
土日とも晴れという天気予報からの読みどおり、南稜はトレースはばっちりだった。
土曜に南稜に1泊2日の行程で取り付いたのはたぶん7パーティ。
その中で我々が一番最後のパーティだったと思う。
先行パーティの皆様方がつけてくださったトレースを利用して、
1日目、ラクラクとテン場に上がった…
と言いたいところだが、考えてみたら縦走って10月の北鎌以来。
ベースキャンプからのピストンの山も12月以来。
そんな久しぶりの山だったので筋肉がすべて衰えて、
トレースばっちりでもかなり苦労して登った。
夜は腰と背中が痛かったし、
テントの中で太ももの内側が両脚いっぺんにつるという経験をはじめてした。
スポーツジムで大腿四頭筋やハムストリングの筋トレはやっているのに。
やっぱりジムで鍛えられる筋肉と、山で実践に使う筋肉は違うんだ・・・
としみじみ思った夜だった。
1日目は我々は最後のパーティだったが、
2日目に行動を始めたのはたぶん2番目。
意外に皆さん、ごゆっくりだった。

阿弥陀南稜。

昇っていく朝日を南稜から眺める。
トレースがあるのでP1、P2も難なくこなし、
核心と言われているP3ルンゼへ。
見るとバケツ状態でロープを出すまでもないというかんじ。
土曜に日帰りパーティもたくさん登ったのだろう。
でも、本日が雪のアルパインデビューとなるおいどんと一緒なので、
一応は「ロープ出す?」と聞いてみる。
「行けるんじゃない」という頼もしい答えが返ってきたので
ノーロープでそのまま1ピッチ終了点へ。
2ピッチ目は1ピッチ目に比べると悪そうなので、
またおいどんに「ロープ出す?」と聞くと、
また「行けるんじゃない」という答え。
結局そのままP4のいやなトラバースもロープを出さず、
山頂までノーロープで行ってしまった。

南稜、頂上直下。登頂間際のおいどん。
初の雪のアルパインをノーロープで登ってしまうとは、おそるべしおいどん。
天気も雪の状態も最高によかったからではあるけれど、
おいどんはそれなりに雪もアイスもアイゼントレも経験ある人なので、
よい子のアルパイン入門者は真似しないでください。
「次エントリ阿弥陀北陵」 に続く>>
COMMENT
本格的山ネタはお久しぶりですねー!
そしておいどんさん、冬バリデビューおめでとうございます!
それも南稜・北稜セットでとは!!!
テルさんも新たなパートナーを得て良かったですね!!!
あはは、南稜・北稜が本格的アルパインネタかどうかはさておいて、
たしかに久しぶりの山ネタです。
山は久しぶりだったので、今すごい筋肉痛ですよ。
ああ、すっかり衰えたもんだ…
エントリにも書いたようにおいどんはアルパインクライマーの素質ばっちりです。
筋力もあるし、高所恐怖症でもないし、ほんと恵まれてますよ。
(っていうか、山屋だったらそれが普通?私が恵まれてないだけか!)
ただ、身長がないのが唯一の欠点…
てる (08/25)
mima (08/24)
てる (12/24)
KMD (12/24)
てる (11/25)