LIVE ~ Le Jardin du Luxembourg

今回のエントリはこのblogの主旨と違うし長文なので、
興味がある方だけどうぞ。

カフェの入口の門。ここをくぐって行くと…

エントランス。とにかくかわいいアンティークグッズがいたるところにある。
いたるところにあふれるアンティークグッズを見て、昔に観た映画、「マルセルの夏~プロバンス物語~」 と 「マルセルのお城~プロバンス物語~」 を思い出した。フランスのプロヴァンス地方の街に住む主人公の少年マルセルが、夏休み、一家で田舎の別荘へ行くのだが、その別荘用の家具を父親と2人で古道具屋に買いに行くのだ。たくさん買った家具をリヤカーに積んでいると、古道具屋さんはガラクタのようなものまでサービスで積み込んでいた。そのワンシーンを、このカフェを見て、ふと思い出したのだった。
余談だが、この 「マルセル」 とはフランスの映画監督?の マルセル=パニョル のこと (Wikipedia によると小説家、劇作家、映画作家らしい)。パニョルはフランスでは有名だけど、日本では知名度低い? 「マルセルの夏~プロバンス物語~」 と 「マルセルのお城~プロバンス物語~」 は、パニョルの少年時代のことを書いた自伝的四部作のはじめの二部、「父の大手柄―マルセルの夏」 と 「母のお屋敷―マルセルのお城」 を映画化したもの。プロヴァンスファンには見逃せない作品となっている。
脱線してしまったが、こんなかわいいカフェなので、ここに入るためだけにファンが遠いところからわざわざ車を飛ばして訪れるという。かくいうテルも、誘われたときはライブのためにだけそんな遠いところ金かけて行くなんて… と渋っていたのだが、ネットでこのカフェのことを調べたら行きたくなり、いそいそと出かけて行ったのであった。電車でだけど。しかも青春18切符。

夕暮れの Café la Famille (右)。
正面はオーナーの奥さんがやっている雑貨屋。
カフェのことはこれくらいにして、本題の 「Le Jardin du Luxembourg (リュクサンブール公園)」 のライブについて。リュクサンブール公園とは、大阪で活動している女の子ばかりのアコーディオン弾きのグループ。アコーディオンのほかにパーカッションもある。パーカッションと言ってものこぎりとか箱(?)のような楽器(ほんとに箱だった)で面白い。詳しくは上のリンクから本家サイトを参照されたし。

Le Jardin du Luxembourg の皆さん。
本家サイトで顔が出てないので一応ボカしてみた。
この日彼女らが演奏したのは、フランスの有名な曲プラスオリジナル曲。たぶん、お客さんのためにフランスの曲をやったのだと思うが、オリジナルもよかったので、次回はもうちょっと聞きたいかな。
リュクサンブール公園の後には、ICHIという名古屋で活動しているミュージシャンがスペシャルゲストとして登場。ICHI氏の音楽は、テル的にはCDとか決して買おうと思わないけど、非常に面白いし楽しいと思った。楽器もスティールパンとか木琴・鉄琴・トランペット・ピアニカ・その他を1人で駆使していた。ほんとに楽しい音だった。またいつか聞きたいものだ。
ラストはリュクサンブール公園とICHI氏のコラボで、クリスマスソングの演奏。観客も一緒になって歌い、手拍子で盛り上がり、クリスマスのプレゼント交換まであった。演奏者とお客が一体化したそんなノリノリのライブだったので、たとえカフェがかわいくなくても出かけて行って損はなかったと思う。ほんとこの日は久しぶりに山じゃないことに触れて楽しかった。
最後にちょっとだけ。冒頭に「このblogの主旨ではない」と書いたが、やっぱりぐるめなblogなのでカフェのメニューについてちょろっと。この夜は普段のメニューとは違うライブ用のメニューだったらしい。一番おいしかったのはカブのフリット。そのほかハム、オリーブ、マリネ等々があった。暗かったので料理の写真はほぼ全滅。
普段のメニューにはブルターニュ地方名物のガレット(そば粉のクレープ)とかあるらしい。食べられなくて残念。ガレットは大好きで、昔よく食べたっけ。飯田橋にある CAFE CREPERIE LE BRETAGNE (カフェ クレープリー ル ブルターニュ) とかよく行ったなぁ。
クレープは、そば粉のだけでなく、日本でよく見る小麦粉のクレープも好き。日本ではバナナチョコとかいろんなものが入っているけど、本場フランスでは beurre (バター) か beurre sucre (バターと砂糖) だけのシンプルなものがある。いろんなものが入っているよりも、テルはそっちの方が好き。Simple is best。
ガレットはシードル(りんごのお酒)と食べるとめちゃうまい。もちろん Café la Famille にもシードルは置いてあった。そのほか Vin chaud (ヴァン ショ:ホットワイン) とかも。Vin chaud と言うと、アルザスを思い出すなぁ。
とまあ、この日はこんなフランス的な一日だったのであった。
ああ、なんて一般人っぽい。
関連サイト




関連DVD
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関連書籍


COMMENT
会いたかったんだけどなー。残念なり。
オサレな音楽だね。こういうの大好き。
カフェも素敵な感じだけど、茨城までライブ見にいったの?
数年前からカフェライブ、浸透してきてるよねー
この歳になると、クラブよりは出入りしやすくていいですよね
土曜はお山でなく下界でした。
前々から約束してたんでね~、ほんと今回は残念でした。
そう、茨城までライブです。18切符使って。
クラブ、行ったことないのでどんなところかわかりましぇん・・・
お母様に「良家の子女はそんなところに行ってはいけません」って言われたので
いまだに行ったことないのです。
emiさん
そう、外国の海辺の町がコンセプトのカフェなのかも。
たけ小屋忘年会は盛り上がったようでよかったですね。
皆のレポを期待してます。
しかし茨城までライブに行くお約束をされるお相手ってどんな方なのかなー。きっと素敵なお知り合い(お友達)なのでしょうね^^
さりげなくつっこんでいるつもりですか?
素敵かどうかはわかりませんが、
大変恩があり、そして私にとって非常に大事な人です。
アップはいましばらくお待ちください…
頭の中で構想はできているのですが、
それを文章にする時間が今ちょっとなくて。
そんな、変なクラブじゃないですよ(汗)
音楽きくところ。
うちの母は戦前生まれなので非常に古いのです…
映画館とかも高校になるまで保護者同伴でないと行っちゃいけなかったし。
高校のときは門限21時、大学は23時、外泊禁止でした。
あり得んっ!!!
出来上がったらどんな記事になるのか、ちょっと楽しみ。(*^_^*)
「マルセルの夏」「マルセルのお城」は何年も前にTVで一度見たきりなんだけど、2本ともかなりお気に入りでした。
>うちの母は戦前生まれなので
ここまではうちも同じだけど、別に門限なんか言われたことなかったなぁ。
まあ私は学生時代は帰宅部だったけど。(笑)
一応書き上げましたが、そんな楽しみにされるほどたいしたものではないのですが…
「マルセル~」TVでやってましたか?私は映画館で観ました。
巨大スクリーンで見ると、自然がすごい素敵ですよ。
そういや、あれも山、というか丘の話ですよね。
アランチャさんは言われなくてもきっと品行方正の子供だったのでしょう…(笑
いいな、アルザス。
リースリングとかシュークルートとかおいしいですよね。
アルザスはもう何年も前に観光でちょろっと行っただけです。
ストラスブール出身の歌手、パトリシア・カースとか好きですが。
そういや、彼女は今活動していないのだろうか・・・
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