GW前半 4日目 赤岳文三郎尾根
権現から縦走したり、阿弥陀から中岳を経て登ったりしたことはあるんだけど。
ビスタ~リさんも、1年ほど前、ガイド山行で地蔵尾根から登ったので、
文三郎から登る赤岳は初めて。
自分だけ初めてじゃないが、たぶん4年前に一度登ったっきり。
(下山にはよく使っているけど)
出発は5時。
この時期になると5時と言えどもすっかり明るい。
キューちゃんと自分がだらだらと準備していると、
あとの2人はさっさと身支度を整えている。
この2人、マジかも… と
文三郎道は前日赤岳主稜からの下山で下見したとおりトレースばっちり。
雪もしまって歩きやすかった。
トップのキューちゃんはいつもよりもゆっくりペース。
いつもこれくらいゆっくり歩けよ、とちょっと思ったてるであった。
急登になるとまきくまさんが皆から遅れだし、多少ふらついてきた。
見ると顔も汗びっしょり。
たぶん前の2人がまきくまさんよりデカいのがいけないのだろうが、
1P目でこの状態ではちょっとヤバイかな~と思い、
休憩したときにまきくまさんのザックをデポした。
(自分はまきくまさんより背が高いのでこのペースでも平気だった)
荷物をデポしたらまきくまさんは体が軽くなったのか、息も整い、
アイゼンさばきもしっかりしてきて、皆に遅れることもなくなった。

文三郎尾根を登るまきくまさん。
いつもだったら風が強く吹いている岩場のあたりも今日は無風。
ほんとにいい条件だった。
そんなわけでそれほど苦労せずに赤岳の山頂へ到着。
ラッセルしたり、強風で誰かが飛ばされたり、誰かが滑落したりとか、
感動のドラマっぽいことがあったらよかったのだが、すんごく順調に登ってしまった。
これも天気と雪の状態のおかげだな~。

まきくま感動の登頂シーン。
でも、後ろの自分はふところをゴソゴソやってるし・・・
しかもまきくまさんの頭切れてるし(爆
キューちゃん、ちゃんと撮ってあげなきゃだめじゃん…

赤岳山頂にて全員で記念撮影。
まきくまさん、雪の赤岳初登頂おめでと~♪
ビスタ~リさんとキューちゃん、文三郎尾根からの初登頂おめでと~(笑

赤岳山頂で黄昏れるまきくまさんとビスタ~リさん。
なんかあまりいい写真ないし(笑
ヤラセでもっと皆で抱き合って喜んでいる写真とか撮ればよかったな…(ボソッ
そういや、ちょっと山頂でハプニング。
まきくまさんが携帯を山頂から落としそうになったのだ。
あいにくキューちゃんがさっと手をのばして拾ってしまったが、
もし落としてたらいいネタになったのに…(残念
山頂には20分ほどいただろうか。
いよいよ核心の下り。
山頂直下は初心者にとっては前向きで下りると恐いような雪壁。
念のためロープを出すことにした。
ビスタ~リさんはさすが天狗から硫黄を単独縦走してきただけあって、
「ロープ使う?」と聞いても「大丈夫」と言って、
確保なしでキューちゃんに続いて下りていった。

頂上直下の下り。後ろ向きで下りるビスタ~リさん。
まきくまさんには有無を言わさずロープをつけ、バイルを貸した。
後ろ向きに下りるときのピッケルとバイルの持ち方を教えるとき、
ちょうどビスタ~リさんが下りていてダガーポジションができてなかったので、
「あの持ち方、だめね」とまきくまさんに悪い例として説明してたら、
「はじめに教えろ!」と下降中のビスタ~リさんに怒られてしまった(爆
その後に続く岩場も問題なく通過し、どんどん下っていった。
心配していた最後の急な下りもまきくまさんも問題なく下りていた。
初めて自分が赤岳に登ったときにこの下りが非常に恐かったし、
前日にこの登山道を降りていた人達はアンザイレンしていたので、
ロープを出すことになるかと思っていたのだが、そんな心配は無用だった。

下りは続くよ~♪どーこまーでもー♪
ようやく行者小屋に到着、テントを撤収して美濃戸に向かって下山。
ある意味、行者~美濃戸間が核心だったかも…
登山道は所々凍っていて、アイゼンを外したと思ったらまた氷が出てくる始末…
いやいや、大変だった。
ベテランのキューちゃんでさえスッテンコロリンだったしね。
美濃戸からはまきくまさんの車でもみの湯に移動し、
まきくまさんは2日間、キューちゃんとビスタ~リさんは3日間、
自分は4日間の垢を流した。
その後はお約束どおり、牛乳でかんぱい、
さらに場所を変えてぐるめのひと時。

下山後、一風呂浴びて、かんぱい。

場所を変えて、天ざるとところてんでぐるめなひと時を過ごす。

これだから山はやめられない~♪
去年のハードなGWと違ってまったりで、今年はいい思いをさせてもらいました。
まきくまさん、ビスタ~リさん、楽しいひと時をありがとうございました。
そして私をサポートしてくれたキューちゃん、毎度ありがとうございます。
まきくまさんもこの赤岳登山のことを自分のblogに書いているけど…
すごい感動のドラマっぽく書いてます…
多少オーバーなところもあるので話半分に読んでください…
まきくま山/ホーリーと一緒に赤岳へ!1 序章 2007/4.29-30
まきくま山/ホーリーと一緒に赤岳へ!2 ワザを盗め 2007/4.29-30
まきくま山/ホーリーと一緒に赤岳へ!3 登頂 2007/4.29-30
まきくま山/ホーリーと一緒に赤岳へ!4 初めてのロープ 2007/4.29-30
あと、過去にあったビスタ~リさんとまきくまさんのコラボはこちら:
2人:
天狗~硫黄~赤岳~権現縦走 3日目
関西山女、関東に進出する
ビスタ~リさん:
瑞牆~金峰~甲武信縦走 3日目
瑞牆~金峰~甲武信縦走 2日目
瑞牆~金峰~甲武信縦走 1日目
まきくまさん:
プチOFF in 横浜
幻のクマの生息地を訪ねて
お2人のサイトはこちら:
ビスタ~リ ビスタ~リ
まきくま山
関連記事
突撃!!! 隣の山ごはん!!! (14) コンビーフとキャベツの炒め物
GW前半 4日目 赤岳文三郎尾根
GW前半 3日目 その2 行者小屋で宴会
GW前半 3日目 その1 赤岳主稜
GW前半 2日目 阿弥陀南稜敗退→行者小屋
GW前半 1日目 阿弥陀南稜
GW前半戦 ~ 八ヶ岳ざんまい
※注 都合により、まきくまケツ画像はカットさせていただきました。
COMMENT
ケツ画像はカット?(笑)
>Auroraはまきくまさんより背が高いので・・・
ここ笑うところ?^^;
赤岳レポ最高でした~!
で、チュウハイは結局誰が飲んだの?
未だわからん(笑)
>Auroraはまきくまさんより背が高いのでこのペースでも平気だった
ウソはいかん。このフレーズ、後半は真実だというところが、落とし穴だ。しかし、前半は明らかにウソだ。このように、半分ほんとの話を織り交ぜるのがウソのコツであることは、まきくまはよく知っているのである。
>あいにくキューちゃんがさっと手をのばして拾ってしまったが、
>「あの持ち方、だめね」とまきくまさんに悪い例として説明してたら、
うんうん、このときびすこさんが、核心降りてるのに
「なぁによぉおおおおおお」とすっごい大きな声で抗議していたことを、よく記憶しています。(ウソではない)
で、ケツ画像、いつでるかいつでるかって楽しみにしてたのにぃ。(←ウソ)
っていうかー、まきくまさんのレポと同じ山行とは思えないんだけど(笑
冷めた感じのレポがいかにも輝ちゃんぽいな。
でもー。きっとそれぞれいい思い出の山行になったんでしょうね。
下山後のお風呂とグルメって最高だよね。仲間と一緒ならなおさらだし!
あとはびすこ嬢のレポが楽しみだわー。
じーや♪は冬の赤岳はまだですが、風がないだけでも幸せでしたね。
ところでおそばは「よもぎ庵○らとり」かと思いますがおいしかったですか?バスの車内でCM流してるんですが。
>> Auroraはまきくまさんより背が高いので・・・
> ここ笑うところ?^^;
いや、事実をありのままに書いたので笑わなくてもよいですよ。
チューハイ飲んだのはビスコさんです。
手の大きさでわからなかった?
まっきー
いや、ウソではないよ。
最高新記録、私の方が2mm高いし。
ケツ画像はビスコさんに送っておくよ。
きっと、面白おかしく料理してくれるにちがいない

TiCAさん
ということで、ケツ画像はビスコさんのレポに期待!
たぶん、ビスコさんのレポも、3人同じ山行とは思えないかも?
温泉&ぐるめは山下りたら必須でしょう。
これを省くと山に行った気がしないんだよね~
じーや♪
お蕎麦屋さん、名前をチェックするの忘れてました。
たぶん写真のどこかに店名が写っているかも…
茅野の駅前なのですが。
俺ら ○ツ画像まってんだぞー(下品なおっちゃん風)
まっきーは赤岳で鍛えられ、燕では堂々たるもんでした。
やっぱ今年のGWは充実してたってことやね。
輝ちゃんにガイド分たんまり飲ませなくっちゃよ。
私の課題は・・・実は後ろ向きに下りるのがこわい!だからほとんど前。 これは非常に問題なのだ!
どないしたらえーねんか?
前向きで下りられるんなら別に問題ないと思います。
無理して後ろ向きで下りることもないと思う。
でも、本当に後ろ向きでしか下りられないところもあるので、
簡単なところで練習しておいた方がいいかもね。
はじめは夏の岩場とかで。
なんか頂上でのまきくまさんの後姿が、そのへんの山で撮ってるような格好に見えるのは気のせい?
でも
>文三郎尾根を登るまきくまさん。
の画がすごい高度感ありますね。カメラマンの実力かな笑
頂上直下はそこまで雪壁になるのあかぁ。地蔵からのほうが、どうでしょ?比較的簡単かな?私が行く時はガイド山行だなぁ。
うっそ、ほんとにケツいらない?(笑
>文三郎尾根を登るまきくまさん。
はたしかに高度間あるとこです。
高所恐怖症の私は、はじめての赤だけのとき、
ここを下るのにまわりの景色に圧倒されて怖くてなかなか降りれなかった。
地蔵からはじつは下ったことしかないのでよくわかんない。
岩がちょっとあるから、アイゼンワークとかがかえって難しいじゃないかな~、と思います。
でも、地蔵は、天望荘の人がしょっちゅう通っているから、
トレースもばっちりみたいですよ。
GWに八つに入ったとき、文三郎より地蔵をしつこく薦められました。
営業の意味もあるのかなぁ。
わたし的には文三郎の方がいいと思うんですけどねぇ。
ガイド山行では下りに使ってるみたいだし、下りに使うということは簡単ってことだしね。
でも、権現単独で行ってるたここだったら赤岳、ガイド山行するまでもないと思うけど。
男の子だし、おっきいし。
春山の、天気がすばらしくいい時期を狙って、経験者に同行してもらえば?
以前登りに使った時も、雪崩れそうな箇所があって注意して通過しました。
そこで、『なんでオーロラさんは地蔵尾根を薦められたのかな』と聞いてみたところ、「GWで雪が安定していて、雪崩れの危険が少なくて、積雪量も少なければ、アイゼンのひっかけの危険性のある文三郎ではなくて時間的なメリットがある地蔵尾根を薦める場合もあるかも」とのことでした。
ご参考まで!
そうそう、普通はそうですよね。
> 「GWで雪が安定していて、雪崩れの危険が少なくて、積雪量も少なければ、アイゼンのひっかけの危険性のある文三郎ではなくて時間的なメリットがある地蔵尾根を薦める場合もあるかも」とのことでした。
うん、そんなかんじですよね。
でも、天望荘から見える文三郎は、とくに金網も出ているわけでもなく、アイゼンをひっかける可能性はなかったんですよね。
で、その地蔵尾根を勧められたとき、「なんで?」って聞いてみたのです。
そしたら、地蔵は天望荘のスタッフが登って状況を見ているからだって。
文三郎は、スタッフが通っていないのでわからないからですって。
雪が積もった次の日の早朝、小屋の方達はルート工作してくださるそうですよ。
エベレスト並みだなぁ、なんて思っちゃいました。
なるほどね。それなら分かりました。
毎年、日曜に入って、踏跡どろぼうの弾丸ツアーですけどねー^^;
>経験者に同行してもらえば?
うん、Auroraねえやんに同行してもらうっちゃ。
ワインもついてくるだろうし。
> なるほどね。それなら分かりました。
でも、ちょっと営業の意味もあるかもですね。
まあ、天望荘はすごい親切で、無料休憩者にもかんじがよいという話ですが。
たここ
赤岳の一般道も踏跡ばっちりだよ。
たこことは体の大きさが違いすぎるからサポートは無理かな~。
体重、55kgまで落としてくれたらできるかも?
てる (08/25)
mima (08/24)
てる (12/24)
KMD (12/24)
てる (11/25)