阿弥陀南稜 2日目 その2
一般登山道とは言え、山頂から中岳のコルまでの下りは急傾斜できつい。
以前、自分も滑落したことがあるし…

先々週に阿弥陀北稜に来たときよりも踏跡のステップの幅が大きかったので、
チビっ子の我々はところどころ後ろ向きで降りた。

阿弥陀山頂から中岳のコルへの急斜面を後ろ向きで下る。
コルからは中岳沢を下山。
先々週は中岳を越え文三郎から下ったのだが、今回は時間節約のため。
雪崩れ対策に1人1人間隔を明け、ザックのウェストベルトを外し、
ピッケルバンドを体から外して歩いた。

雪崩れやすい中岳沢から行者小屋へ。
行者到着後、キューちゃんと自分は幕営準備、
ケロちゃんは1人下山。お疲れさまでした。
行者のテン場は誰もいなくて、我々の独占状態。
整地もしてあったので、すぐにテントを張ることができた。

誰もいない行者小屋のテン場に幕営。
水場が出ていたので、今夜も雪から水を作らずに済んだ。
水分をたっぷり摂ってから夕飯の支度。
メニューは山岳ポテトカレー。軽量化メニューである。

夜は軽量化食品の山岳カレー。
今回の南稜はなかなか面白かった。
P3基部まではルートファイディングしながらのラッセルで楽しかったし、
P3ルンゼも雪壁を登って行くようなかんじで前と違っていたし。
前は雪が少なく凍っていたので、アイスクライミングの要領で登ったのだ。
雪の量によって同じルートがこんなにも変わってくる、
と言うことを学んだ非常に面白く、また勉強にもなった山行だった。
次回は、この阿弥陀南稜、単独で行きたいものだ。
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COMMENT
サックのウエストベルトは、ザックが体から離れたほうがいいってこと? そのほうが脱出が容易になるのかな。ピッケルバンドははずしちゃったらさ、どっかいっちゃわないの? してると、体に絡まって危ないってことかな?
おせーて。
なんでも情報は活用しようってことですね。勉強になります!
ところでお元気ですか?
ちょっと沈殿しておりました。
まっきー
この三連休、初めて雪崩に遭遇しました。
自分のすぐわきを雪がザザザザーと流れて行って、びっくり。
どんなときに雪崩れるか、ちょっとだけわかった気がしました。
おそらく状況判断は、雪崩に遭遇することが一番かと…
あやさん
wikipediaを引用したのは、たまたまググって、トップに来たからです。
自分で説明するのめんどくさかったんで…(笑
連休のレポ、ますますお待ちしています。
プチ雪崩なら何度もくらったけど。
てる (08/25)
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