無雪期 赤岳天狗尾根

前夜近くの道の駅に泊まり、早朝美し森駐車場へ移動。冬はトイレがあいてなかったけど、夏はあいているようだ。
身支度を整えてまずは小屋に向けて平坦な道をてくてく歩く。歩き始めは小雨が降っていた。はじめは車道を行くのだが、分岐で道を見落として違うところに行ってしまった。これでちょっとした時間のロス。
分岐に戻ってもう一度やり直し。しばらく行くと沢に出る。沢沿いの道を行くが、ささですっかり覆われているのでヤブこぎとなった。家に帰って着ていた新しいかっぱをみたら、一面ささのすり傷だらけと泥だらけ。沢臭くもなってるし。悲しい~(泣
稜線に登るとヤブこぎはほとんどなくなったが、登りに入る。雨もやんで青空が雲の合間から時々見えていた。

途中みつけたおっぱいきのこ(笑 食べられるのか?

かにのツメ。左に巻く。
3月にたまりんと行ったときはほとんど巻道を使ったのだが、今回はやる気まんまんのキューちゃんの要望により、かにのツメを過ぎてからは直登ルートを通った。
でも、はじめの30mの岩壁はやはり巻道。巻道と言ってもけっこういやなのだが。雪の時期はささの上に雪がついて足場がなく、セカンドでも苦労した。雪がない今回は、まあロープを出さずとも登れたが、やはりフィックスロープの助けを少し借りた。
その後の岩場ではじめてロープを出す。ロープがなくとも行けるようなかんじなのだが、念のため。

はじめにロープ出したとこ。リードはキューちゃん。
大天狗に到着し、巻こうとすると、キューちゃんが「せっかくロープ持っているんだからちゃんと登ろう」と言う。ほんとにやる気だなぁ。ということで、キューちゃんトップで。

大天狗をリードするキューちゃん。
Ⅲ+にしてはなかなか手ごわかった。自分的にはⅣ+ぐらい。トップのキューちゃんも、セカンドのケロちゃんもA0していた。自分はA0こそしなかったが、たぶんトップでは行けないだろう。フラットソール履いていたら行けるかな。
大天狗の頂上について懸垂下降。50mロープだと余裕で下りれた。大天狗を登り始めてから懸垂下降終了まで約1時間。うーん、ロープを出すとやはり時間かかるなぁ。

大天狗から小天狗を見る。
小天狗の左の道を稜線まで登り、一般道へ合流。この後は赤岳頂上へ。無雪期の赤岳頂上は2回目、4年ぶりだったがすごく混んでいた。びっくり。

赤岳山頂で集合写真。
あとは真教寺尾根を下りるだけ。上部は鎖場連続で悪かったが、下部はすばらしくいい道だった。ヘッドライトを使わずに駐車場まで下りることができた。
この天狗尾根は夏はヤブこぎだし、冬は渡渉があって取り付きまでけっこう時間がかかるのでちょっとイマイチなルートだなぁ。でも、いつかまた冬に行ってみたいけど。
関連記事:
無雪期 赤岳天狗尾根 詳細
赤岳天狗尾根 1日目
赤岳天狗尾根 2日目
COMMENT
最近どこのBlog行ってもこればっか…
でも凄く丁寧にレポして頂いてありがたや。
姫はどんな靴履いてるの?
この天狗尾根に履いていった靴?
ScarpaのJuraです。
でも、すっかり磨り減ってしまって冬になったら張替えに出さなきゃ。
4年目ぐらいだけど、張り替えるのはこれで2回目・・・
てる (08/25)
mima (08/24)
てる (12/24)
KMD (12/24)
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