やまやなぶろぐ

今日も晴れ。この天気が横尾尾根通過のときだったらよかったのに･･･


雲1つないいい天気。こっちは笠ヶ岳のほう･･･？


たぶん大キレット。いつか残雪期に単独で行けるようになりたい。


左は昨日登った槍。だと思う。たぶん。

朝早いので雪もしまって歩きやすい。が、この頃になるともう呼吸器がメロメロになっていたので、ちょっとだけある登りはきつかった。つぶれた声もだいぶ元に戻って一応は快方に向かっていたのだが。

中崎山まではかすかに踏み跡が残っている。時間が経つにつれ雪が柔らかくなりズボズボ埋まる。木のまわりは空洞になっているので注意が必要。


中崎山手前あたりで。こんな稜線をしばらくずっと行くのだ。

9:05、穂高平小屋への分岐を通過。1/25000の地図にも、昭文社のエアリアマップにも載っていない道。

10:40、笠Pと無線交信。あと1～2時間ほどで下山することを伝える。向こうも順調みたいだ。これで今回の山行の笠Pとの無線交信は終了とする。

11:30頃、最後の急な下りにさしかかるが、雪解けでシュルンド状態になっているのでけっこう大変だった。そのうち懸垂下降でもしないと下りれないような急なところに出てしまった。地図をよくみると夏道とは違うところに出てしまったようだ。登り返して道を探す。

新穂高温泉から中崎山への道は夏道はしっかりついているみたいなのだが、赤布がついてなく、人が通った跡もないので雪がある現在は道は発見できなかった。傾斜はかなり急だが、強引に下っていけばいけそう。しかし、あたり一面シュルンドだらけで、キューちゃんが実際にはまっているのを目の当たりにすると、そのまま下っていく決心はつかなかった(自分の方がはまった回数は多かったのだが)。

怪我したとしてもこの木が密に生えた急な尾根ではヘリでは救出不可能だし、食料もあと一食分しかないので救助を待つにしてもきついかもと思って、穂高平小屋への三叉路まで戻ってそこから下りることにした。キューちゃんは強引に下りたそうだったが･･･

3時間ほどかけて三叉路に戻り、穂高平避難小屋に向けて下降。はじめは快適な下りで、右俣谷までこれが続くかと思ったら甘かった。雪道は途中で沢になり、その上の亀裂の入った雪の傾斜をトラバースせざるを得なかった。途中からは沢に下り、滑りやすそうな丸太橋を何度も渡った。

沢が本流の右俣谷に合流したので、浅いところをみつけて渡渉。キューちゃんは靴を脱いで渡渉したが、自分はもう最後だからいいやと靴のまま渡渉したのであとでひどいことになる。

時間も18時過ぎていて暗くなってはまると恐いので、今日はこの河原にテントを張ることに。水もあるし、整地もする必要がないほど平らのいいテン場だった。

ほんとはこの日下山するはずだったのに･･･ なぜキューちゃんと2人きりだとこうもはまってしまうのだろう･･･(笑)


明日はいよいよ下山･･･したいっ!!!

コースタイム
出発5:30　奥丸山(2439m) 6:10～20　 1942m 7:15～25　1670m手前8:05～20　三叉路(穂高平小屋への分岐)9:05～20　無線交信10:30～50　迷う　赤布のところまで戻る13:30　引き返す13:40　休憩14:25～45　休憩15:25～45　三叉路16:00　本流出合　渡渉　テン場18:00？

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